女神湖から上田に降り、菅平でまた上って峰の原高原「チロル」に到着しました。チロルは、ペット可ペンションとしては20年以上の歴史のあるペンションだそうです。
あまりにも有名なペンションですから、いつも突然の予約しか出来ない私達にとっては、偶然1部屋空いていてラッキーという状況でした。
チロルの前から熊笹の小道をすすむと、そこは大草原です。根子岳から続く斜面は、牧場、そして奥ダボススキー場、と見える範囲すべて草原です。チロルの建物は確かに古く、歴史を感じますが、お部屋の広さは嬉しいくらいでした。すべてのお部屋を見たわけではありませんが。
床はフローリング、犬が入れる場所は、お部屋、廊下、ダイニングと犬連れにとっては嬉しい環境です。本館(旧館)と新館があるそうで、新館にはお風呂、トイレがついているそうです。
私達は旧館の2階の2部屋のうちの一つに泊まりました。窓を開け放して風の通りを良くしお昼寝をしましたが、最高に気持ち良かったです。旧館は各階にトイレと洗面台、お茶の道具、冷蔵庫が完備しています。また粗相した場合にちり紙と新聞紙、洗剤が装備されていました。掃除機も各階に設置されています。オーナー曰く、各室に冷蔵庫を設置する予定との事でした。
この日は満室でした。夕食はみんな犬連れでダイニングです。お席は、相席になりますが、大型犬は大型犬の飼い主さん同士と細やかな配慮でした。私達は最初は、大きなバーニーズの男の子ニッキーと一緒のテーブルでしたが、あっと言う間にお友達になってしまうから不思議ですね。
その日のメニューは、チロル名物のピザとハーブで焼いたローストポークでした。なかなかおいしかったです。満室でたくさんのワン達がいるはずですが、不思議と静かでした。私達は、この草原の爽やかなひとときを一日だけではもったいなくて、もしも明日空いていたらと聞いたところ、余裕有りとの事で急遽連泊しました。
翌日は、朝から草原でのお散歩と、別荘地内にある自然遊歩道を楽しみました。どろどろになってペンションに戻ると、ウッドデッキの玄関横にある足洗い場は大きなたらいがあり、お湯も出て便利でした。
チロルは20年以上の歴史があるとのことでしたが、最初のオーナーから3代目の方が、この5月に引き受けられたそうです。しかし、最初のオーナーの意志をそのまま継承して、犬連れに取って、居心地の良いペンションにしようと一生懸命勉強されています。ちなみにオーナーさんは、犬と暮らさずして犬連れペンションの運営はないとし、アイリッシュセターのアリスを迎入れ、しつけの真っ最中でした。
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さて、おすすめ犬連れお散歩コースをご紹介しましょう。(2000/07/25)(LIVING WITH DOGS)
緋の滝自然遊歩道 |
気持ちの良い高原の昼寝
我が家の愛犬はもうすぐ12歳、私達に付き合える体力があるか不安でしたが、2004年のゴールデンウィークは菅平、峰の原ペンション・チロルにのんびり昼寝をしに行きました。
久しぶりのチロルは、随分様変わりしていました。
まずは、チロルの敷地内にドッグランが出来たことです。元気いっぱいの若い中大型犬にはちょっと物足りないかもしれませんが、小型犬の運動や老犬の運動には十分な広さでしょう。ドッグランのきわには水仙がたくさん咲いていました。
ドッグランのウッドデッキでいただいたお茶は、なんともすがすがしいものでした。夏場はこのウッドデッキで朝食がとれたらいいですね。
また我が家のような愛犬用手作り食を持ってくる飼い主さんの為に、電子レンジが設備されました。 |
近隣のお散歩コースはこれまでラグビー練習場の横の道から根子岳の登山道、ダボス・スキー場で遊ばせることができましたが、昨年チロルのすぐ側、熊笹に覆われていたところにクロスカントリーコースが完成していました。
スキーシーズンは犬連れは迷惑になるでしょうが、雪のない時期、登山客のいない時期ならばお散歩コースとして最適ですね。 |
我が家のトレーシーは大喜びで、クロスカントリーコースをるんるんに歩きましたが、若い頃はなんともなかった段差を同じようにジャンプして転んでしまいます。後ろ足に踏ん張りがきかなくなったようです。しかし、ボールを投げてと催促します。 |
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トレーシーの体力を考え、昼間は部屋のクレートの中で寝てお留守番をしてもらい、私達はというと須坂にある「
湯っ蔵んど」という温泉施設で過ごしました。まだ新しく色々なお風呂にマッサージルームもありのんびり出来ました。3時のチェックインタイム前にチロルに戻り、それから二人と1頭で昼寝です。
チロルさんに伺うときはいつもお部屋を指定させていただいています。ほんとは5人まで泊まれるファミリールームなんですが、二人と1頭で使わせていただきます。いつもわがままを聞いて下さって感謝です。
そのお部屋は窓が2つ有り、心地よい風が部屋の中を通ります。朝晩はまだちょっと寒いのですが、昼間は25度くらいになりましたので、双方の窓をちょっと開けて、しっかりベッドで昼寝をしました。29〜30日までは他のお客さんも少なく、静かでほんとうにのんびり出来ました。
5月1日は、さすがに満室でした。以前同宿したコーギー2頭連れの方とも再会し旧交を温めることができました。
チロルにいらっしゃる飼い主さん達は、犬連れ旅をはじめてまだ間もないという方達と、年に何度も来るというお客が多いようです。コーギー2頭連れの方は昨年は年末年始、GW、夏休み、と通算1ヶ月もチロルで過ごしたそうです。融通を利かせてくれるオーナーさんの人柄もあるのでしょうね。
お客さん達とおしゃべりすると、うちは何回目です。という言葉が返ってきます。ある飼い主さんは、先先代の犬から来ていて15年前から通っているとのことです。
リピーターさんの多いペンション・チロルですが、そんな我が家もリピーター客ではあります。最初の訪問時に偶然「愛犬しゃもんと旅に出る」の塩田さんとお会いしましたが、しゃもんは昨年の春に虹の橋を渡ったそうです。
一緒にテニスをしたチャンス君のご両親は元気ですか?とオーナーとそんな会話ができるのはリピーターの多い宿だからでしょうね。
チロルの愛犬アイリッシュセッターのアリスは立派に成長していました。そしてミニシュナのノワールちゃん6ヶ月が新しく家族に加わわりオーナーさんご夫妻の愛犬家度がさらに上がっているようです。
今回は3泊でしたが、10泊すると1泊無料になるというポイントをいただけます。トレーシーが元気なうちにまた来れるかなとつぶやきましたら、次の子と一緒にまたきてくださいといわれました。あまりお客のいない時期にのんびり昼寝をしにいこうかなと思います。 (2004/05/04)(LIVING WITH DOGS)
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