ペットと泊まれる宿・ステイウィズドッグ

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ペットと泊まれる貸別荘ゆがふ 岐阜・八ヶ岳・伊豆

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河津・下田・南伊豆 - ホテル四季の蔵(その4)

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秋も深まる10月25日、久しぶりに河津のホテル・四季の蔵に向かいます。伊豆の河津も秋だろうとそれでも少し薄着で、向かいましたが、なんと暑くて汗だくです。日本中が夏日になった日でした。
東名沼津から伊豆半島の真ん中を下田方面に下ります。ウィークデイなので道はそれなりにすいています。伊豆縦貫道というのが出来ていて、三島まで無料の高速道路で行けました。
お天気は快晴、浄連の滝を通り、河津の入り口、ループ橋を下っていよいよ河津です。久しぶりですが、一発で四季の蔵に到着しました。
四季の蔵は、下の駐車場に車を止めると、長い階段でロビーのある玄関まで上らなければなりません。はじめて行った7年前は判らずに、その階段を上ってしまいました。
その駐車場の反対側に上に続く道があります。その道の終点が、四季の蔵の裏側、レストラン「オッキドーロ」の前に出ます。
到着するとどこからか、男性スタッフが現れました。名前を言うと「お待ちしていました」と暖かいお出迎え、まずは「お荷物を」と、我が家の膨大な荷物をたくさん持ってくださいました。愛犬達は、まだ車の中に居てもらい、私たち夫婦はロビーの横にあるラウンジで待ちます。
私達の前に一組のご夫妻のチェックインがありました。その次が私たちです。宿泊室は3階、4階にあります。今回は3階の海側、角部屋です。前回は、愛犬は1頭だったので、3階の海側反対のお部屋だったと思い出しました。
このお部屋、ツインのベッドと、横に小さな和室があります。お風呂は大きなジャグジーバスです。このお風呂でも十分満足ですが、今回は7月に出来た露天風呂を楽しみにしています。
まずは、私が、愛犬達が部屋にはいる前に、準備するものがあります。浮遊する犬達の毛を防ぐためにベッドにシーツをかけます。和室に水を通さない白いビニールシートを念のために敷き、犬達があがっても畳に傷がつかないようにしました。その上に愛犬達のクレートを設置します。
エムちゃんは、室内でトイレをしますので、ペットシーツを敷いた部分を用意しておきます。そしてエムちゃんとケイちゃんの食器、水の食器を用意しておきます。持参したタオル類、ティッシュ類を横に置いて準備万端です。
愛犬達は、ドッグランでひと遊びして、部屋にやってきました。念のため、愛犬達にはおそろいのお洋服を着せます。しばらくは落ち着かず、部屋の中をかぎ回していました。落ち着いたのが1時間後です。
いつも4時過ぎに愛犬達にご飯をあげていますので、再度、パパさんは2頭を連れてドッグランへ、その間に、お部屋にある冷蔵庫に保管してあった冷凍のフードを廊下にある電子レンジで解凍します。準備OK、愛犬達は部屋に戻って食事です。
ご飯はいつものものですから、犬達も安心したのでしょう。食後はかなり落ち着いて居ました。
さて、私たちの夕食です。四季の蔵は愛犬同伴でレストランに行けます。今回は2頭は大変なのでケイちゃんだけを連れてオッキドーロに行きました。
お隣には2頭のミニチュアダックスのご夫妻です。1頭づつだっこしてお食事をされていました。吠えてしまいがちな愛犬達なのでと言われていました。でもお利口さんにしていました。
ケイちゃんはというと、久しぶりのレストランです。ちょっと落ち着かない様子でしたがそのうち良い子に伏せしてました。サーブの方がいらっしゃるとそのたびにどきどきのようでしたが。
本日のディナーは、最初に食前酒のロゼのスパークリングワインです。私たちは、今日は白のハーフボトルお願いしました。
たくさんの自家製パンがテーブルに。どれもこれもおいしくてお料理が出てくる前から手が伸びてしまいます。この中のグリッシーニ(イタリアの棒のパン)はなんと米粉で作られているそうです。
最初に、「ハマグリのブルギニョン」、ハマグリの薄い塩味と香草バターが香ばしくおいしかったです。エスカルゴを食しているようなお味でした。
「マリネサーモンの軽い燻製、イクラドレッシング サラダ添え」ちょっとだけ燻製されたサーモン、イクラの粒がドレッシングとなってました。
「マグロのステーキ 秋茄子と共にバルサミコソース」
厚みのあるマグロの表面を焼き、秋茄子の上に、マグロの歯ごたえと、茄子の柔らかい食感がバルサミコソースとマッチして最高です。
「エビのアメリカンクリームパスタ」アメリケーヌソースはエビの殻のエッセンスと生クリームを大量に使用するのですが、このパスタは軽く、あっさりしています。量も少なめでちょうど良かったです。
本日の魚料理、私は「舌平目のムニエル レモンソース」でした。ここまで数皿を頂きおなか一杯になっていますが、全体にバターの使用量を少なくしてくださっている感じがしてすべてにあっさりとしていました。
主人は、本日の魚料理を追加料金で愛鷹牛のステーキに出来るとのことでお願いしました。霜降り肉の焼き上がりはちょうど良いミディアム、口の中で溶けるようでした。ほんのり塩味がありましたが、わさびの塩、黒こしょう、トリュフの塩がついてきました。少しづつ試してみましたが、どれもおいしかったようです。
デザートは「栗の茶わん蒸しタピオカ入り バニラアイス添え」栗の茶わん蒸しというのでどんなものが出てくるのか楽しみにしていましたが、秋らしい栗を使った蒸し物、少しの甘さがタピオカとバニラに合ってすばらしくおいしかったです。
カフェと小菓子。
本日も大満足のお料理でした。食事中、ケイちゃんはおおむねお利口さんにしてくれて良かった〜!ほかのワン達は、きれいなシベリアンハスキー、11歳と老犬なのに顔は真っ黒毛づやもぴかぴかの黒ラブちゃん、ミニチュアダックスの2頭など、みんな良い子ばかりでした。
レストランの方が、愛犬にとおやつをくださいました。そこにはお利口さんに出来たね。との嬉しい言葉が。
お肉料理の前に飲んだ赤ワインは、ビービーグラーツのカザマッタ。おいしかったです。


温泉貸切露天風呂

我が家は、露天風呂を20時からの予約です。あっという間に6時からの食事でもうすぐ20時です。急いでお部屋に、お留守番していたエムちゃんにもお利口さんのおやつです。
そして今度は2頭にお留守番をしてもらい、いよいよ、今年完成した露天風呂です。今日は、湯空です。
以前は駐車場の後ろにドッグランの入り口がありましたが、この上が湯空です。従って、ドッグランの入り口は横に変わっていました。
ところで、四季の藏で外の温泉と言えば、犬と一緒に入れる温泉(ドッグスパ)だけだったのですが、お客様からの要望で今年7月に貸切露天風呂が完成しました。今回は、完成した二つの温泉貸切露天風呂(湯空と湯森)を楽しもうと「ガーデンSPAを楽しむプラン」で予約しました。(お部屋のジャグジーバスも豪華で疲れが取れるのでそちらも使いました。)
二つの温泉貸切露天風呂は奥の駐車場の上にあるので、森のドッグランへ行くように歩くと少し階段を上がった所にあり、すぐわかります。露天風呂なので、高い場所にされたんでしょう。 湯空は到着日の夜、湯森は翌日朝に入ることができました。ガーデンSPAは湯空と湯森の二つだけですので、部屋数からしてフリーに解放すると入れない場合もあるので、プラン化されたそうです。各お風呂に入るドアは鍵がかかっているので事前にフロントで鍵を借りて、露天風呂へ向かいました。
YUSORA湯空

ドアを開けて露天風呂に続く道を少し下るともう一枚のドアがあります。そこを開けると脱衣室。犬もここまで連れてこれるように、床に二ヶ所のリードフックが付いていました。写真のように水、有料のドリンク、その他いろんな備品があります。シャワーブースもあり、シャンプー等全部揃ってました。
さて、浴槽の方へ目をやると、円形の浴槽で温泉の色がゆっくり三色に変わり、回りにはテーブルやイスがあり、リゾート感が強く出ていました。湯の中でぼーっと空を見ていると何か別世界に来たような感覚になりました。湯質は肌がぬるぬるする感じで気持ちがいい温泉でした。
ゆったりとお風呂につかりました。お部屋に戻ると、愛犬達と共にのんびりとTVを見て今日は早めに寝ましょうとベッドに入りました。
翌朝、もしも早く起きられて、もう一つの露天風呂があいていたらどうぞとのことでしたので7時半にもう一つの露天風呂「湯もり」に行ってみました。
YUMORI湯森

翌朝、湯森の方へ行きました。こちらは、森の中の露天風呂というコンセプトのようで、斜面側だけは隣の森が見えるようにフェンスはありません。テーブルセットとリクライニングチェアがありました。脱衣室の内容は湯空とほぼ同じでした。ゆっくりとお風呂に入っていると森の中にいるような感じで、あまりに静かでこれまた別世界に来たようでした。二つのテーマのお風呂を楽しまれるといいでしょう。
翌朝はのんびりと、9時の朝食にしてもらいました。今朝のお供はエムちゃんです。
エムちゃんったら、サーブの方が来る度に、ガオーッです。家では、絶対にテーブルに手をついてはいけないと教えているのに、なぜか危険な状況です。いつもおなか減り減り状況で困ったものです。
毎回、オッキドーロの朝食は量も質もすばらしいのですが、年々年を重ねていますので、重い朝食でなければいいなあと思っていました。
今回は、ありがたいことにちょっと少なめ?
お好きなジュースをと、私はオレンジジュース、主人はすり下ろしリンゴ。
サラダのトッピングにハム、牛のタタキ。
卵料理はスクランブルエッグに大きめな自家製ソーセージ。
そしてコーンスープ。デザートはメロンです。
もちろん朝焼いた自家製パン。クロワッサンに、チョコレートパン、フォカッチャなどなど、おいしいパンに思わず食べすぎが。昨晩も食べ過ぎですから、今朝は控えめにとパンをおみやにしていただきました。
さて、今回は2泊です。今日は1日、何度かお庭を愛犬とお散歩したりとのんびり四季の蔵を堪能しました。今晩の夕食は「くらの坊」です。この体験記はこちらで。
四季の蔵には、ホテルとして改築する前は、温泉がありました。現在のラウンジからお庭にでると右横にある犬用のプール。
これが温泉でした。その上のレストランも実は温泉でした。たくさんのお客様から、河津という温泉場なのに、「犬には温泉があって人用の温泉が無いこと自体不思議!」と言われ続けていたそうです。
今回、開業7年目でやっと人用の温泉が完成しました。お部屋のお風呂も大満足なんですけど、これで完璧ですね。
そうそう、犬用プールはもちろん温泉水を使用していますので、愛犬を泳がせたあと、乾かすと何ともさらっとした毛になりました。先代のティーちゃんの毛がきれいになったことを思い出します。
今回は、エムちゃんもケイちゃんもあまり泳ぎは上手でないので、泳がせろとは言われなくて試せませんでしたけど。
2泊3日の四季の蔵滞在、ゆったりさせていただきました。温泉でゆったりし、おいしい食事でまったり、オッキドーロの若い女性の細やかなサービス、一生懸命ワインの勉強をしている男の子、そして「7年前に確かいらっしゃいました?」と聞いて大当たりだった女性。くらの坊の親方とのコミュニケーションも楽しく、また近いうちにこれたら良いなあと後ろ髪を引かれながら、チェックアウトしたのでした。皆さんお世話になりました。

(以下左 : あずま家。テーブルとイスがあるので休憩できます。右 : 屋内ドッグラン。雨の日でも遊べます。フロントの右側にありました。)
(2011年10月25日泊)
(2011/10/29掲載)(東京都、Sさん)

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