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これまではホテル四季の蔵に宿泊すると、ホテル内のイタリアンレストラン「オッキドーロ」での食事、もし連泊の場合は、提携の和食処へのご案内もされていましたが、この春、念願のホテル四季の蔵がプロデュースする和食処「くらの坊」が立ち上がりました。 |
早速、体験してみましたので一足早くご紹介します。 場所は、ホテル四季の蔵から車で5分ほどです。宿泊者はホテルの送迎付きです。だから心配なくアルコールもいただけます。 四季の蔵の建物や内装、家具、置物のセンスの良さは定評がありますが、こちらの「くらの坊」も昭和初期の別荘をリニューアルしています。 |
 外装・内装・しつらえのイメージは大正ロマン。 |
家具類は、江戸時代の小箪笥、明治時代の茶箪笥、英国アンティークテーブルなどが何気なく置かれています。 入り口の正面の大テーブルの上には大きな火鉢が花入れになっています。 |
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天井はというと太い梁をそのままに、むき出しの天井に簀の子を貼り、高く広い空間を見せています。席数15名ほどの狭い空間ですが高さがあることで狭さを感じない効果があります。そこに電球を使ったやさしい照明が大正ロマンをより感じさせます。 オープン・キッチンのカウンターでは、対面するお客様に料理人が食材のうんちく等を語りながらの楽しい夕餉となります。 |
そして窓から、1時間置きにお湯が噴き上がる素晴らしいショー(峰温泉大噴湯)を眺めることが出来ます。 |
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さて、お料理です。 全国で腕を振るっていた和食料理人、以下、親方と呼ばせていただきます。 地の野菜にこだわる親方の作る出汁はたくさんのかつを節からつくられるそうです。 |
さて、本日の春らしい「卯月のお献立」からご紹介しましょう。
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最後の「菓子」は、葛水仙やきりんごくろみつ。吉野葛を使った葛切りに低い温度で焼いたリンゴくろみつに付けていただきました。 全てのお料理は語れば色々あるというくらいに美味しかったです。 そしてお料理を引き立たせる器が、今時ではおそらく手に入らないという骨董品です。 使われる食器類は、江戸時代? の磁器類の焼き物、塗り物? と今ではなかなか揃わない逸品ばかりです。 時代ははっきりしませんが。ちょうど良い大きさのお皿の数々。塩などを入れるお猪口、ほそくすっきりとした美しい首を持つ徳利など。 かつてオーナー家のご先祖が大事にしていた食器類が、久しぶりに日の目を見て表舞台に並びました。 |
さて、この「くらの坊」、愛犬と泊まれる「ホテル四季の蔵」のプロデュースですから、もちろん愛犬と共にお食事できます。 当日は、ホテルにお泊まりのミニチュアダックス2頭とチワワの飼い主さんご夫妻、ボーダーコリーのご夫妻が同じ献立をいただきました。お食事中は犬達はもちろんテーブルの下で良い子にしています。 |

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現在は「くらの坊」はホテル宿泊者のみのダイニングとなっていますが、今後、ランチや予約で夕食をというお客様にも対応するそうです。 隣が峰温泉大噴湯ですから、犬連れ観光の後のランチにはもってこいの立地ですね。大噴湯を見物の計画を立ててランチを予約してみて下さい。 ちなみにランチのお値段はと伺いましたら、2000〜5000円位。また気軽な丼ものも考えているようです。親方のお出汁で作る丼美味しそうですね。 |
伊豆半島は犬連れにずいぶん優しくなりましたが、美味しい和食を犬連れで味わえて、おまけに大人の雰囲気が味わえるところはまだ少ないと思います。 この日は、別邸COCOROへ泊まりました。 体験記は、こちらです。 (2009/4/15)(LIVING WITH DOGS) |
和食処 くらの坊 
お問い合わせ ホテル四季の蔵
電話 0558-32-2561
場所 : 河津町峰温泉大噴湯公園横
定休日
不定期 (まずはお問い合わせ下さい)
親方!ごちそうさまでした。
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