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ペットと泊まれる貸別荘ゆがふ 岐阜・八ヶ岳・伊豆

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[特集]ノンとゴンの清里旅行

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[特集]ノンとゴンの清里旅行

今までずっと念願だった障害犬ゴンを連れての家族旅行がやっと実現できたことで、家族それぞれとても思い出深い経験になりました。ノン4才、ゴン、私もゴン父も少し成長できたように思います。
ゴンはかかりつけの獣医さんか私でなければ導尿ができないので、安易に他人に任せることができず今までは旅行と言えばいつもゴンは動物病院でお留守番でした。せっかく出かけても何処かむなしくて寂しくて何をしていてもゴンのことが気になって心から楽しむことが出来なかったのです。
病院に預けるにも先ずは病気や怪我をした子、手術予定の子が優先ですから旅行の予定を組むときは先ず病院に相談し、了解を得てから動物病院の預かり予約を入れて、旅行計画もそれからしなければなりません。
診察時間中に迎えが間に合わなければ病院の予定も狂ってしまうので帰宅するのも診察時間内に必ず間に合うように帰宅時間を計算しながら、近場で1泊程度がやっとの我が家でした。
ゴンに寂しい思いをさせてその上家族もゆっくりと楽しめない旅行ならいっそ行かない方がお互いの為。そんな気持ちが私の中にはあってそのことで夫婦喧嘩に発展することが過去何度もありました。
ノンが保育園に通うようになり大分良い子になってきましたので、1年がかりで計画を練りました。


旅行1日目 :

そしてとうとう清里への旅行の日です。準備万端すべて持ったし、ノンOK、ゴンOK。
清里までは大阪の最寄りのインターから高速に乗って長坂までずーっと高速だけで行けます。子連れ犬連れのドライブですから、何度も休憩を取るつもりでしたが、最初のパーキングエリアで、完璧に荷造りしたはずの荷物にゴンのリードがないことに気がつきました。
犬用リードを売っているサービスエリアはないだろうなと思いつつ、とりあえずあるもので間に合わせて一路長坂をめざしました。
長坂に到着、ここからは、ナビにお任せで一気に八ヶ岳わんわんパラダイスに向かいます。夫婦でひたすらナビの画面を見入っていて、実際に長坂からわんパラまでの景色は目に入らずという状況でした。わんパラに到着後、わんパラのグッズショップでゴンのリードを購入しました。食後、近所の温泉に行ってみました。


旅行2日目 :

わんわんパラダイスのチェックアウトタイムは11時ですので、ちょっとのんびりチェックアウトしました。
友人夫婦と前日待ち合わせの約束をした清里の萌木の村に向かいます。
早めに到着して萌木の村を散策しようと思っていたのですが、意外と時間がかかり待ち合わせ時間の30分前に到着。ホールオブホールズ前に車を停め暫し散策。
ゴンはお散歩する気満々でしたのでホールオブホールズ周辺をうろうろしながら、友人夫婦が到着するまで行ったり来たり。ここでもゴンはたくさんの方に声をかけられご機嫌でした。途中、散歩中のMダックスに喧嘩を売られましたが、応戦もせずここでも何故か良い子にできました。
ホールオブホールズ横のお店でノンとお土産チェック。ゴンはお外でゴン父と待機。
お店に入ったところに置いてある木製の犬のオルゴールの中で柴犬を発見「ゴンちゃんに似ているから欲しい」と購入しました。
ぜんまいを巻くと音楽に合わせておじぎをする犬が愛らしいオルゴールです。
この母子、いつもお店に入るときは「見るだけ!見るだけね〜」出てくるときには必ず何か手に持ってる。
お店を出るとこれもいつもの通り!呆れ顔のゴン父と「何持ってるの?見せて!」と紙袋を覗くゴン兄、ノンは早速買ったオルゴールの箱を開けてゴンに見せていました。
ソフトクリームのスタンドやクレープの販売車もありましたが、これからランチですので我慢我慢。そうこうしている内に時間になり友人夫婦の登場です。
ホールオブホールズをバックに記念写真をパチリ。
ランチはさんに入りました。睦さんにはみいこちゃんという白い犬がいます。
看板犬みいこちゃんを発見したゴンは早く降りたくて催促がうるさいうるさい、車から降ろした途端、一目散にみいこちゃんの所に走って行きましたが、みいこちゃん、ゴンが好みのタイプで無かったのか不審に思ったのか 早く身をかわされ撃沈してました。実はゴンのお母さん犬にそっくりなんです。
それでゴンも嬉しくて擦り寄っていったのかな?
お店に案内されてゴンも一緒にランチタイム、ゴン兄は暫くお店の中をクンクンうろうろした後、納得したのか大人しくテーブルの下へ。
顔がコブタの足元に向いているのはいつもコブタがこぼしたご飯粒を拾うのが、日課のゴン兄ならではです。
睦さんのお食事は、メニューが豊富でボリューム満点でした。
量が多いので母子で分けて食べても余るくらい大きなハンバーグ。とっても美味でした(ノンの食事が気になって他の人が何を頼んだんだったか思い出せないわ、写真もとってないわで大失敗のゴン母です。汗)お店も広いし、犬連れ席と一般席を分離できるようになっているので安心ですね。
ここでもゴン兄がテーブル下で大人しく伏せをしていたのは驚きでした。
帰宅してから知ったことですが睦さんのお店にも犬と泊まれるコテージがあったんですね!
デザートのソフトクリーム♪ これも美味しかったです。実はゴン兄もソフトクリーム大好きなんですがお腹が緩くなると困るので無視してしまいました。ごめんねゴン兄。
朝からぐずついていたお天気も食事中に爽やかな晴天に。やっぱり旅行はお天気が重要ですね。
そして食後は清里ポニー牧場でノンの乗馬初体験。
去年春に大阪の「ハーベストの丘」に連れていったときは怖がって近寄れなかったノンも今回は乗る気満々でした。絶対嫌がって泣くだろうと思ってたのに成長したんだなぁ〜と実感。これで自信がついたのか本人はもっと乗りたかったらしいです。
ゴン兄が後ろを着いて行きたそうにしていておかしかったです。何でもノンと同じようにやりたがるゴン兄です。涼しくなったら近所に乗馬クラブがあるので連れていってみようと思います。
次は、ポニー牧場のすぐ横に、ウサギのふれあいコーナーがありました。動物の扱いに慣れていない娘なので、内心冷や冷やでしたがゴン兄の教育の成果?でしょうか。ゴン兄はノンが馴れ馴れしく触ると一喝するので、とにかくウサギを無理に抱いたり掴んだりせずほっとしました。
牧場を出て絶景ポイントの橋に到着するまでの車内では、ノンが「今度はウシ君に会いたい!」「なんであそこにウシ君居ないんだ〜」
ゴン兄が「お外の景色見せて!」「まだまだお散歩足りないよ!」と2匹でギャースカやっておりました。ゴン父に叱られションボリ。暫しの沈黙を破ってまた繰り返す2人でした。
山道をどんどん登って絶景ポイント到着。パーキングに車を停めると、もうゴン兄は降りたくてソワソワ、チャリを装着するとどんどん歩いて行ってしまいます。
初めての場所にワクワクする気持ちを抑えられないゴン兄に振り回されながらも、ゴンのキラキラした目にこちらも嬉しくなりました。
私達の都合で普段は狭い家の中、散歩もアスファルトの道ばかりのゴン兄ですが、やっぱり犬です。人間以上に綺麗な空気や山の風景に心惹かれたのでしょうね。
ゴン家周辺では事故以来、ゴンが大好きだった川原も河川敷の工事が始まり、今までのように自由に遊ばせてやれる環境ではなくなってきています。
車椅子では田んぼや畑も思うように歩けず、付き添うこちらも心配ばかりで、連れて行くのを止めてしまいました。
それに加えて今年の猛暑で散歩も簡単に近所を周って終わりにしてしまうことが多かったので、本当に久しぶりにお散歩を堪能したゴン兄でした。
富士山のシルエットが綺麗に見えて感動、カメラを取り出しみんなで記念撮影。次回は紅葉を見に来れたらいいなぁ。雪景色もきっと綺麗でしょうね!もう少し大阪から近いといいのに。ここで、コブタが道端に生えてた猫じゃらしを発見。猫ジャラシ大好きノンです。
ゴンが小さい頃、散歩に出かけるといつも私と取り合いになった猫じゃらし、何処にでも生えているたくさんの猫じゃらしも一本手に取ると突然宝物に変身してしまってもう他の猫じゃらしは目に入らないんです。
毛むくじゃらの小さなトム・ソーヤとおばさんベッキーのヘンテココンビ、あの頃は毎日が小さな冒険でした。今ではゴン兄は猫じゃらしには無関心ですが、代わりにノンが小さなベッキーになりました。毎日宝物のようにたんぽぽや猫じゃらしをたくさん持ち帰り、名刺代わりにプレゼントするのが彼女の日課です。
ノンはさっき摘んだばかりの猫じゃらしをゴロちゃんパパに照れながらもプレゼントしました。
今ではめったに取り出すことのなくなった私の思い出の片隅にあるゴンとの大切な宝物。朝の冷たい空気を割くように駈ける姿、草むらに飛び込んでキツネのようにジャンプする姿。夕方に巣に帰る鳥の群れを追ってステップを踏むように走る姿どれもとても大切な思い出です。
もし心の中にある映像を取り出して見せてあげられるなら見せてあげたいです。
でもあの頃より一層ゴンのことが愛しく、障害があっても明るく元気で居てくれるゴンを誇りに思っていることも本心ですが。どっちの姿もゴンなんだと教えてあげたいです。
ゴンも余程楽しかったのでしょう。芝生のお庭で穴掘りを始めました。
車椅子で前足を力いっぱい踏ん張って立っているゴンには穴掘りでさえなかなか大変なことで事故以来めったに見られなくなった姿でしたのでとても嬉しかったです。
わが家の今日のお宿はペンションバーニーズさん、チェックイン後、再度、萌木の村へホールオブホールのオルゴールコンサートを聴きました。
ペンションに戻り、夕食です。
食後は、近所の清里温泉「天女の湯」に出かけてみました。


旅行3日目 :

バーニーズさんを後に、ゴン家は絵本ミュージアムへ車を走らせました。
緑に囲まれた所にポツンと小さいカワイイお家のような建物発見!ココは犬は入館できないそうなので、ゴンと母ちゃんは外でお留守番。ゴン父とノンの二人で入ってもらうことにしました。
ゴンはマーキングの心配もないし悪戯もしないので特別に許可がもらえないだろうかと期待しましたが決まりは決まりと言う事でNGでした。
残念そうにしていたのを見かねてか、ゴン父がチケットを2枚持って「ノンと一緒に入っておいで」となり、ゴン兄とゴン父で周辺のお散歩中、母子で見学することに。
入館料には飲み物サービスが含まれていて、お茶やジュースを飲みながら館内の喫茶コーナーか外のデッキスペースで展示されている絵本を読むことができます。この日は、私達親子が大好きな「リサとガスパール」や「ペネロペ」「ミッフィーちゃん」の原画がたくさん展示されていて親子して大喜びでした。
コブタはリサが特にお気に入り理由は「ゴンちゃんに似ていてかわいいから」だそうです。母ちゃんも同じくリサが一番好き♪理由も同じくです。
建物はこじんまりとした可愛い一戸建ての住居を改造したような感じで、さほど大きくない建物ですのですぐに原画の展示は見終わりました。
入り口のグッズ&本の販売コーナーで「リサとガスパール」「ペネロペ」の2冊の絵本とリサのポストカード&キーホルダーを購入。英語版やフランス語版も販売されていました。ゴン家はモチロン日本語版です。
他にキャラクターの文房具やポストカード、雑貨もそろっています。
購入した絵本を持ってもう一度館内に入りカウンターでりんごジュースを受け取りデッキのベンチに座りコブタに絵本を読んでやりました。展示している絵本を読んでもOKなはずですが、我が家はジュースで汚すと困るので購入したのを持ち込みました。
デッキは外の爽やかな風が感じられ目の前には緑が広がっていました。
お天気の良い涼しい朝にこうしてのんびり過ごすと優雅な気分に浸れますね。
ふと目を駐車場の方に向けると、ゴン父とゴン兄がこちらを見て笑っていました。デッキから手を振り振り。絵本ミュージアムを出て、次の行き先はコブタのリクエストで牧場に決定。
ポニー牧場に行って以来、「牛君に会いたい」とのことでしたので、牛の居そうな所を探し車で放浪。色々と探してみたのですが、なかなか牛が居る所で観光客も入れる施設が見つからず、まきば公園で誤魔化しました。(ちゃんと探せばあったんでしょうが初めての場所でいまいち把握できていないので)
まきば公園の駐車場に車を停めると、ゴン兄はもう降りたくてたまらないらしく待ち構えていました。ゴン兄を降ろし、チャリ装着。駐車場から公園内を羊の群れや馬を横目でみながらお散歩です。お昼近くなって気温が上がってきましたが、日差しはきつくても吹き抜ける風が爽やかで心地よくお散歩には最適の場所ですね。ゴン兄は障害があるので前足だけの歩行ですから、長い上がったり下がったりのスロープに加えて距離があるので少々心配でしたが、公園内には屋根付きのテーブル&ベンチが点在していました。
ときどきベンチで休憩&水分補給しながら、てくてく歩く作戦で無事頂上のまきばレストランまで歩くことができました。
羊の群れにメーと鳴かれてビビるゴン兄の顔が可笑しかったです。「変な犬がメーメー言ってる!! なんで−?」な表情。そう言えば羊も馬も見るのは初めてだよね〜ゴン兄!
まきばレストラン表の売店でコーヒー牛乳を飲み休憩、清里の瓶入りコーヒー牛乳はちょっとお高いけれど温泉で飲んで以来お気に入りの味です。全員一気に飲み干しました。
ゴン兄もチャリに着けてあるペットボトルの水筒で給水タイム。ここでもゴン兄はたくさんの人に声をかけてもらいご満悦。車椅子でもこんなに長い距離を歩ききったことに感心されました。
コーヒー牛乳で元気パワーを取り戻し、再び駐車場までの長い距離を休憩しながらお散歩です。
売店で購入したワッフルはまだ凍っていましたが車に辿り着く頃には、食べられる固さになり、車中でおやつタイム。
方向音痴で計画性の無いゴン家はこの後、ドライブ(別名 : 迷走)をしつつ時間も迫ってきたことだし、家路につきました。まだまだ行きたい所も見ていない所もたくさん。
一度では周りきれず、何度も足を運びたくなる清里の旅でした。
小さな失敗数知れずのゴン家のドタバタ珍道中は無事幕を閉じました。
(2007/10/12)(大阪府、mizuhoさん)

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