東日本大震災は未曾有の被害を日本に及ぼしました。震災後、福島原発の最悪な事故の元、日本人の我慢強さ、復興への力強さ、少しづつですがあきらめない強さがよみがえっています。
あのサッカー女子、なでしこジャパンの快挙や、様々な人達が日本が元気になるには、と前向きに何か活動したいと考えるようになったと思います。震災後、今年の夏は節電でいったいどうなってしまうのか?日本中が見通しの出来ない状態でした。
特に全国の犬連れのお宿でも、3月、4月は、予約の電話が鳴らず、国民全体が自粛ムードに陥り、まったく経済活動が冷え切ってしまいました。こんなことで日本の未来はと悲観していた人達が多かったのです。
ところが、ゴールデンウィークには駆け込み需要があり、明るい兆しを感じました。
福島県の犬連れ可のお宿はというと、多くは裏磐梯、猪苗代湖、会津と、幸いなことに山側に多く地震の被害は全くなかった地域にあります。そして福島原発からも遠く、風向きも地形的にでしょうか放射線量も微量です。
放射線量はというと、むしろ関東のホットスポットの線量の方が高いというような状況です。福島県内の宿泊施設の多くは、福島原発の二次避難者の宿舎提供をされており、一般営業の出来ないお宿も多くありました。特に原発事故で避難していた犬飼いの方々にとっては犬連れで受け入れてくれるお宿は頼もしく心より感謝されていました。
そんなこんなで観光や避暑のお客様を受け入れできないような状況が続きました。
福島県の犬連れ専門お宿も、やっと避難者の仮設住宅への転居が進み、8月からどうにか通常営業が可能となりました。しかしながら、福島原発と同じ県内と言うことで風評被害もあり、夏休みの集客も例年通りという訳にはいきません。裏磐梯では子供達は外の運動場で遊び、学校のプールも使用出来るそうです。放射線の影響は全くないと言えるようです。実際に北塩原村の毎日の線量測定が発表されています。
福島の犬連れ可のお宿は、観光客の激減で困っています。例年ならばなかなか予約の取れない人気のお宿が、今年は予約が取れます。
これからの秋のシーズン、五色沼、神秘的な秋元湖、中瀬沼、など、まるで英国の湖沼地方のような美しい地域です。皆さん、愛犬とともに是非、福島に行ってください。ずーっと犬連れに優しかった福島の犬連れ可のお宿に元気が戻りますように!皆さん是非犬連れで福島を応援しましょう。
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