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「ステイウィズドッグアワード2022準優秀賞」を受賞した「高山わんわんパラダイスホテル」に行ってきました。人気のホテルで「宿体験記」が6回も投稿されていますが、自分が感じた魅力等をお伝えしたいと思います。 |
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【はじめに】「高山わんパラ」に行くのは約2年振りです。転勤で、1999年から長野市、2008年から名古屋市に住んでいた時期も含め、乗鞍・高山エリアはMt.乗鞍スキーリゾート・平湯温泉スキー場・朴の木平スキー場などや温泉に冬によく訪れたエリアです。ホテルから25キロほど西に「高山の古い町並みエリア」、至近の平湯温泉周辺にも見所もあり涼しい夏も楽しいかもしれません。 |
【立地】東海北陸自動車道の飛騨清見ICから47キロ、長野自動車道の塩尻北ICから60キロと、どちらからも順調でも1時間以上はかかります。松本ICからが一般的ですが、時間帯により松本市内・観光地へ向かう渋滞などICと周辺の混雑が多いので、塩尻北ICの利用がお勧めです。新島々を抜けると、トンネルと山道が続きます。猿などの野生動物に高い確率で出会いますのでサファリパークを走る心構えでの安全運転が良いかもしれません。
東から向かうと安房峠道路・平湯トンネルを抜けて2キロほどです。
西から向かうと朴の木平スキー場を過ぎて1キロほどです。高山市ではありますが、いわゆる市内では無く、イメージとしては「平湯わんわん…」か「奥飛騨わんわん…」の方が合っているかもしれません。標高1300メートルの高地の1軒宿で、歩ける範囲には、コンビニ等はありません。 |
【ホテル全般】R158の急カーブの内側の森全体がホテルの広い敷地です。東京ドームのグランドに匹敵する1万坪もあるそうです!ホテルの外濠のように久手川が流れており、木陰で涼を求めながら水遊びも出来て、散歩コースにもなっています。 |
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 500坪の広大なドッグランの脇を通り「貸し切り個室温泉棟」を左に見ながら進むとホテルの本館です。白亜と赤い屋根はアルペン高原を彷彿とさせリゾート気分が高まります。山小屋風の玄関から入ると、左手にわんチャンの足洗い場があります。また、ホテル内は至るところにわんチャン用のアメニティーが揃っており「わんパラ」ならではの安心感です。
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フロントで看板犬のアップちゃんが迎えてくれました。広いフロントロビーは吹き抜けにシャンデリア・赤絨毯でゴージャスな造りです。明治村に保存されている旧帝国ホテルのイメージに思えました。コレクションも見事です。 |
【客室】今回の部屋はテラス付きの洋室スタンダードルーム(バストイレ付)です。ヨーロッパの古城の部屋のイメージで落ち着いたシックな感じです。床はじゅうたん張りですが、ココは粗相の失敗はないので、滑らないのでかえって良いと思います。テラスの入口周辺はフローリングになっているのでペットのトレーやエサをあげるのに便利です。テラスでは久手川の渓流を眺めながら森林浴でノンビリ出来ました。部屋では川のせせらぎが常にBGMになっています。
今夏から室内は全面禁煙になりました。自分は2年前までは喫煙者なので、さほどは気になりませんが、せっかく空気がキレイな高原なので禁煙室の方が良いですね。 |
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【温泉】ホテル本館より、80mほど行くと温泉棟があります。ワンちゃんはフロントでの預かりも可能です。露天風呂は岩風呂・檜風呂・石風呂の3種類で6室、内風呂が4室です。「わんちゃんと一緒の貸切風呂」は別料金ですが内風呂が4室あります。すべて個室なのでチェックインと同時に空き状況の確認がお勧めです。予約制でないので、利用の都度フロントへの連絡が必要です。今回は森林浴を楽しみながら檜・石の露天風呂でユックリと疲れを癒やすことが出来ました。 |
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【食事】夕食は、レストラン「花鳥」にて、本格和懐石料理・グレードアッププランの乗鞍懐石を頂きました。天然木をふんだんに使用した開放的なレストランです。明るい時間なら奥飛騨の森や久手川の渓流を眺めながら、暗くなるとレストランと森のライトアップで幻想的な雰囲気になります。 ゆったりと流れる時間を、ココと一緒に過すことが出来ました。 |
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 詳しいメニューは写真をご覧ください。 |
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 秀逸だったのは川河豚の「造里」です。飛騨の河川に生息するナマズの仲間ですが食感・味が河豚のようなので川河豚と呼ぶそうです。自然豊かな飛騨の恵まれた素材を活かした地場の味が、地ビールと一緒に楽しめました。 |
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そして飛騨といったら絶対に飛騨牛は外せません!飛騨牛陶板焼き&飛騨牛炙り寿司、とろけました! |
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 朝食は和も洋も種類豊富なバイキングで大満足でした。 |
【ドッグラン】2年前にお邪魔した時は愛犬サロン(室内ドッグラン)は休止中でした。今回は、人数・時間制限付き(30分以内)で利用出来ました。天候も怪しく屋外で遊べなかったので助かりました。ココはミリー君など沢山のわんちゃんと遊んで楽しそうでした。屋外ドッグランは500坪と広大です。前回は利用しました。小型犬用、大型犬用と分かれており細かい砂利と草のある地面です。木陰もあり、高原の涼しい風がよく通り快適に遊べました。 |
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【観光など】上高地も含め周囲の観光施設は行き尽くした感もありましたが、「高山わんパラ」は、それ自体が目的地になり、早目に到着しても天気が良ければ久手川の散策やドッグランで遊べます。
今回は往路に諏訪湖畔の岡谷で、行きつけの鰻・丸共清水屋に立ち寄りました。ご主人から移転する話は聞いていましたが、新店舗に行くのは初めてです。岡谷のうなぎは浜名湖で生まれた稚魚が天竜川を遡ってきて諏訪湖で獲れたのが始まりです。食べ方には大きな特徴が3つあり、1つ目は関東風で背開き。2つ目は蒸さない。3つ目は炭火で焼く。これが、表面パリッ、中がふんわ〜り、やや脂は強いですが野趣あふれる味です。 |
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ホテル至近(車で5分程度)でお勧めなのは、平湯大滝(滝見展望広場まで乗入れ可・ペット可・四季観光可)、朴の木平スキー場(2022シーズン7/31〜9/4まで天空のひまわり園ペット可・冬はコンパクトだが雪質も良くインター杯など競技会が開催される本格的なゲレンデ)です。
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【まとめ】泉郷グループの「わんパラ」「Wan's Resort」は、ペット同伴の宿泊施設のパイオニアで安心して宿泊出来ます。全施設に行きましたが、どこも特長・個性があり素晴らしいと思います。また顧客情報がデータベースで共有化されているので予約の段階から満足感・リピート感があります。
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「高山わんパラ」は喧騒から離れた高原リゾートで、ココと水入らずで非日常感楽しむことが出来ました。そして隠れたポイントとして、首都圏・近畿圏から何れも距離があり、高速ICからも先述した微妙な距離感です。要は遠いです。その見返りとして泉郷グループの中では、「松阪わんパラ」とならんで予約が取りやすいのも良いと思っています。
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(2022/9/1泊)(2022/9/6掲載)(千葉県、T.Kさん) |
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