小雪が散らつくクリスマスに、小淵沢のリゾナーレに親子4人と犬2匹で宿泊しました。3時からのチェックインがホテル側の都合で30分遅れましたが、翌日のチェックアウトを1時間以上も延ばせていただけたのでラッキーなアクシデントでした。 ホテルのスタッフ全ての方々が親切で、対応もそつなく洗練されています。リゾナーレは、ひとつの街の中のようで、犬達と一緒にピーマン通りを散歩できます。シンプルな木を動物にかたどったほんわりとしたイルミネーションが街全体を幻想的にしていました。 それぞれのお店はオリジナリティーに溢れていますので、ウィンドウショッピングだけでも何時間も楽しめました。 |
あえて早めに到着し、チェックインまでの間ピーマン通りで過ごすのもお勧めです。ケーキのお店、紅茶のお店、珈琲店や、カレーやサンドイッチなど軽食を食べられるお店もあります。Bookカフェや古代ローマをイメージしたスパ&プール「イルマーレ」など、1日で2日分楽しめます。 ペットOKのお部屋は限られてますが、こちらを利用して思ったのは、犬達と一緒に行動していることが、他の宿泊客や利用客にも敬遠されずに自然に溶け込んでいるということでした。 私達の泊まったお部屋は一番端だったのですが、回廊の裏手の中庭が森のようになっておりそこも犬達にとってとても心地良かったのだと思います。もちろんオンリードですが、端から端までの距離を往復で散歩しても、軽い起伏があるので犬達は興味津々、芝生と樹木の自然空間に大喜びでした。
ただ同じ犬飼いとして恥かしいのが、私達の利用したお部屋での出来事です。森側テラスのアスファルトの部分に、前日に宿泊したワンちゃんの落し物があったのです。自分の犬達以外のフンはやはり嫌なものです。犬を飼っていない利用客が見たら「犬飼いは利用しないで欲しい」そう思われても仕方ありませんね。やはり片付けるのを躊躇してしまいましたので、フロントに知らせたらすぐに取りに来てくださいました。 スタッフの方は恐縮してくださってましたが、思わず「同じ犬飼いとして恥かしいです。ごめんなさい。」と謝ってしまいました。利用する側のモラルの問題と言うよりも、いつも頭を抱えています。 実際宿を利用すると、ペット専門宿以外の方がこういう落とし物をよく見つけてしまうのです。高速道路のサービスエリアでもそうですし、その度に悲しくなります。「当たり前の事を出来ないのなら、犬との余暇は楽しんではいけない。」同じ犬飼いとして、そこまで思えてしまいます。 さて、今回は子供達の為にサンタが馬に乗ってやって来るクリスマス企画に参加しました。20人以上のお子さん達が、その場でデコレートされたケーキや、両親がこっそり用意したプレゼントにはしゃいでいました。2時間近くのイベントでしたが、高学年の娘も喜んでいましたし、想い出に残る
敵な企画だと思います。 リゾナーレでは季節を問わずいろんなイベントが催されており、木工や探検など迷ってしまうほどあれこれと選べます。イルマーレの波のプール、ピーマン通りのお店を回ったりと、親子でもおふたりでも何通りもの楽しさがあると思いました。 HPやパンフレットに騙されがちな宿も多いのですが、ここは期待を裏切らない貴重な施設だと実感しました。予約の際にHPのイベント内容を吟味して、たくさん楽しんだら良いと思います。 滞在中はグリル料理とイタリア料理をいただきました。お皿から盛り付けまで全てが芸術です。味も
材からこだわっており、舌と目を充分に楽しませてくれました。ディナーは前菜がYYグリルでのバイキングになっており、好きな物を何回も取りに行け、キッズメニューも豊富で大人も何回も取りに行ってしまうほどの美味しさです。写真を撮れなかったのが残念なのですが、隣りの席との空間も充分確保してあり、時間の経つのを忘れるほどでした。 イタリアのデザイナーが手掛けただけあり、凝った造りの建物や空間、テーブルから椅子に至るまで優雅な気分で余暇が楽しめる、魅力的な場所です。
室内は広くて快適そのものです。お風呂とは別に独立したシャワールームもあり、トイレもふたつ、ベッドルームも2ヶ所でした。サイフォンで煎れるコーヒーも贅沢ですし、備品にもこだわりがあります。ペットの為にトイレシーツやタオルも何枚も用意されており重宝しました。テラスからの眺めをぼんやりと楽しむ時間も至福の時ではないでしょうか。 犬達をロングリードで遊ばせていましたが、隣のお部屋との距離は充分にありますので、気兼ねせずに、楽しいひとときを過ごせました。 (2006/1/10)(静岡県、Mさん)
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