熊本市側から天草へ向かい、4つ目の橋を渡って前島という小さな島に「松島温泉」があります。その松島温泉に有る、ペットと泊まれる宿が「藍風亭(らんぷうてい)」さんです。
橋を渡ってすぐに、右へ降りて行く道があります。入り口の看板が立って入るのですが、すいすいと走ってしまうと見逃しがちなので気を付けて下さい。実は私達は、通り過ぎてしまって…(^_^;) けっこう交通量があるので、なかなかUターンができずに手間取ってしまいました。
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藍風亭さんは、海岸の目の前に建っています。まるでプライベートビーチのような立地なんです。ワンちゃんの立ち入りがOKの海岸なので、水遊びが大好きなワンちゃんなら大喜びだと思いますよ。有明の海は、潮の満ち引きの差が大きいので、時間によって海岸が遠くなったり近くなったりと、色々な景色を楽しませてくれます。
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駐車場からロビーに入ると、こういう建て方なので、ロビーが3階になります。私達の部屋は1階でしたので、エレベーターが無いので階段を使って下りました。
ビーチへ出たりお散歩へ行くには、1階に出入り口があるので、階段はチェックインとアウトの時しか使いませんでした。
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1階の出入り口には、足拭き等ができるような広いスペースもあるので、ここで、外で遊んだ愛犬の身づくろいをして部屋へ行く事が出来ます。お部屋は、10畳の和室です。窓の向こうには、天草5橋のうちの4橋目が見渡せます。そしてなんといっても、すぐ目の前にビーチが広がっていて、とても良い景色に癒されます。部屋から直接海岸へは出られないようになっているので、窓を開け放って、この景色を見ながら部屋で寛いでいても、愛犬が外へ飛び出す心配は有りません。 |
部屋食なので、暮れゆく景色を見ながら夕食を楽しみました。こちらの宿は温泉です。1階の女湯は、6ヶ所の洗い場があり、四角い大きな湯船には、湯がこんこんと流れ込んでいます。無色透明のお湯で、湯の中で肌をなでるとローションのようなぬめりを感じました。脱衣所は狭いのですが、狭いなりにも、冷たい水や化粧水・綿棒などが用意されていて、宿の方の気遣いを感じられました。
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2階が男湯で、こちらは岩風呂で女湯よりも広いです。「温泉よりもお料理に力を入れています」と宿のHPに書かれていたので、天草の海の幸を頂ける夕食を楽しみにしていました。
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厨房の前には、海水が注ぎ込まれている生け簀があったので、これは期待できるとお腹がキューっと鳴ってしまいました。
こちらは日が暮れるのが遅いので、夕食の時間になっても外はまだ明るかったです。仲居さんが、部屋へお料理を運んでくれました。愛犬への接し方がとても優しく、犬に慣れているなって感じました。愛犬と一緒に部屋で食事を楽しめるのは、とても有難いです。
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九州の麦焼酎をボトルで頼みました。2人で1本全部は飲めませんが、残りを瓶ごと持ち帰りお土産にできるので、我家はいつも、ボトルで注文しています。
テーブルにいっぱいのお料理が運ばれてきました。こちらでのカニは、渡りガニなんですね。いきの良い伊勢海老のお造りと鯛やヒラメのお造り、ヒラメの縁側まで付いています。
これだけでも豪華なのに、温かいお料理は温かくというタイミングで、サザエの壺焼き・天婦羅・茶碗蒸し・煮魚・シラスのサラダと、食べきれないくらいに次々と運ばれてきました。
ご飯とみそ汁は、部屋から電話して持ってきてもらうので、追い立てられるように食べずに、ゆっくりと料理とお酒を楽しんでいられました。
ご飯は、鯛飯のおにぎりで、みそ汁は青海苔と海草の具材で、磯の香りが食欲をそそりました。デザートはひと口サイズのケーキです。 |
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食後の片づけとお布団を敷いてくれている時間、海岸のお散歩へ行きました。お腹も満足して、夜のお散歩へ出て、とても嬉しそうな愛犬です。寝る前に温泉で温まって、波の音は聞こえずに朝までぐっすりと寝ました。
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朝食は2階の広間で、ペットは部屋でお留守番なのですが、一晩一緒に過ごしている部屋なので安心して待っていてくれました。
もちろん、お留守番のご褒美におやつもあげました。朝食は、昨夜の伊勢海老がお味噌汁になって出てきました。他に魚や海草の小鉢が沢山あって、ご飯のおかずがいっぱいで、3杯も食べてしまいました。これだけの新鮮な魚介類を頂いて、とても安い宿泊料金だと思いました。
(2016/3/22泊) (2016/4/12)(神奈川県、J.Tさん) |
※ 「藍風亭(2017年に閉館)」→「ペットリゾート ブレインズ天草(2019年4月13日オープン)」へ変更 |
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