鹿児島・宮崎を巡っての帰り道を、大分県の佐賀関から出ている九四フェリーで四国へ渡り、四国を通過して明石へ抜け神奈川県へ帰るルートにしました。 そこで、道後温泉で一泊する事となり大型犬が泊まれる宿を探しました。ところが、小型犬OKな宿は見つかりましたが大型犬となると見つかりません。
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そこで、4年前に宿泊した『楽々荘』に電話をしてみました。「4時間後に到着します。」という急な話にもかかわらず快く受け入れてくれました。
宿についてみると二間続きの広いお部屋が用意され、部屋の片隅には、空(クウ)のスペースとして敷物が敷いてありました。 こんな用意をして頂いて感激です。4年前に比べて建物が古くなり駐車スペースも狭くなってしまいましたが、おもてなしの心が嬉しい宿です。 広い座敷では、クウものびのびとリラックス。お父さんは、運転の疲れを取りに道後の温泉に浸かりに行きました。お風呂は2種類です。男湯と女湯です。
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源泉掛け流しなので、お湯がどんどん流れているからお湯が綺麗で気持ちが良いです。 道後のお湯はとても暖まります。ぬるぬる感がお肌にもいい感じです。
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急な予約だったにもかかわらず、夕食は魚尽くしのお料理を出してくれました。ここの宿は、仲居さんがお部屋まで料理を運んでくれます。 次々と運ばれる美味しい匂いをさせたお料理に、空は釘付け!! いつものように座卓にあごを乗せて、「これ、食べたいなあ。」とばかりに目線を向けています。ご相伴に預かるのを、今か今かと待っています。
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お塩から火が燃えてサザエのつぼ焼きがぐつぐつと言っています。こんなパフォーマンスも、旅人には楽しいものです。空(クウ)は仲居さんが後片付けをしていると、名残り惜しそうに食べ終わったお皿を覗いていました。
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片付けの後は、仲居さんがお布団を敷いてくれるので道後の温泉街へ空を連れてお散歩に行きました。 楽々荘は温泉街にとても近いので、散策にも便利です。
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坊ちゃん電車やからくり時計、それに商店街は大勢の人で賑わっていました。 それぞれにライトアップがされていて、風情があって賑やかで、楽しい夜の散歩が出来ました。
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大きくて真っ黒な空は、観光客の人々から注目を浴びて何度も写真を撮られました。うきうきと楽しい気分で、お土産のお買い物も両手に一杯になってしまいました。 夜の散歩から戻ると、空はすぐに熟睡状態に入りました。楽しい夢を見てね。
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翌朝、朝風呂から戻ると朝食も部屋に運んでくれました。空は夕食の時と同じように座卓のあごを乗せて、おいいしい物を貰おうと期待しています。宿泊した部屋で家族だけの食事は、犬も人間もリラックスが出来ていいものです。 道後温泉での大型犬が泊まれる宿を探すは、情報量が少なくて骨が折れます。楽々荘でも、いろいろな所にPRして広く知られれば、もっとお客さんが来るかもしれないと思いました。 よけいなお世話かもしれませんが、大きな黒犬を連れた突然の宿泊客に快い応対をしてくれた楽々荘さんが、繁盛してくれるのを願っています。長い帰り道を出発する前に、からくり時計前で「坊ちゃんとマドンナさん」と記念撮影をしてから、緑豊かな道後公園でのお散歩を楽しんできました。
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(2007年11月泊) (2008/10/4)(神奈川県、J.Tさん)
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