公式サイトで最安値予約 - ペットと泊まれる宿(グランピング)3000軒【ステイウィズドッグ】- 南房総

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南房総 - ポルトメゾンルームス(その2)

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南房総 - ポルトメゾンルームス(その2)

ホテル名に「女性とペットと人気のホテル&レストランポルトメゾンルームス」とあったので、オッサンの自分が行っても大丈夫かと? 気後れはしましたが、予約を取ったので行くことにしました。

館山自動車道の市原SAのドッグランで遊ばせ、房総山中をドライブして「じんべい」で海鮮のランチ。この店は「帰れマンデー」でも放送された大人気店です。君津市の山中にありますが魚屋直営で房総半島では、ここが一番と思っています。高宕山自然動物園の猿を見学しながら散策する予定でしたが、まさかのペット不可! 事前の問合せではOKだったのですが非常に残念です。

里見氏関連の史跡(秋元城跡、里見氏の古戦場で名犬八房の出身地とされる犬掛、滝田城跡)を経由して道の駅三芳で休憩、日本で唯一の料理を祀る高家神社に立ち寄ってホテルに到着しました。

千葉市に在住していた大学生の頃はツーリングで房総の山中を駆け巡ったり、関東近辺に赴任していた頃は良く外房の海岸線にドライブに来たものでした。

ポルトメゾンルームスは、海沿いのロケーションではありませんが、太平洋まで300mで散歩にちょうど良い距離です。国道410号線(フラワーライン)沿いではありますが、千倉はもう1本海沿いに風光明媚な町道があるので、今までは存在に気が付きませんでした。

ホテルの名前からもわかりますが、南仏コートダジュール(自分は行ったことはありませんが…)の建物を彷彿とさせるタマゴイエローの外壁の建物にグリーンの看板&パームツリーがリソート気分を高めてくれます。開業当時はフロリダのキーウエストのイメージだったそうですが、常連となった伝説のフランス人ダイバーのジャック・マイヨール氏のアイデアを散りばめ、南仏プロヴンススタイルのカフェ&ホテルにしたとのことです。

ホテル内外の色んな所にジャックの息吹が聞こえてきます。今回宿泊した201号室もジャックのお気に入りの部屋だったとのことで、何か嬉しかったです。
フロントラウンジは、カフェレストランと一体化して自然光を取り入れて南国らしさを演出してくれます。また木などの自然素材が居心地を良くしてくれました。テラス席も気持ち良さそうです。カフェ横の階段を上がった2階に5部屋があります。

201号室はコンパクトですが船底天井で高く、白を基調とした明るい部屋で、実際の面積より広さを感じました。部屋の調度品もお洒落です。窓からは、僅かですが太平洋が望めます。

まずはソファーで一休みしましたが、ココは早速部屋の中を駆けまわっています。ペットのグッズは持参とのことでしたが、シーツ・水飲み・コロコロなどがセットで揃っていて細かい配慮を感じました。

南フランスの宿なので温泉やお風呂はありません。ご主人に聞いて車で5分程度の温泉みさきの湯に行きました。1Fが内湯と露天のジャグジーで南国を感じ、7Fの展望風呂で太平洋の彼方まで見渡せました。

夕食は階段をおりて、カフェレストランでココも一緒です。ホテル内の移動はペット同伴専門のホテルでは無いので抱っこかキャリーインになります。

通常のホテルでは、当日にメニューを選ぶことはありませんが、ポルトメゾンルームスはレストランなので、食べたい料理を選ぶことが出来ます。自分は「イタリアンカツレツ」にしましたが、他に「チキンソテーのきのこソースがけ」「チキンカツ」「海老フライ」「伊勢海老のテルミドール」「きのこオムレツ」「イタリアンハンバーグ」「和風ハンバーグ」などの多彩なメニューから選択することが出来て目移りして困りました。

「イタリアンカツレツ」はボリュームも有って美味でした。素材から吟味され手が込んでいて、見た目もインスタ映えします。旅先ではなく青山のカフェで食べている感じで、女性に人気なのも頷けます。
追加料金にはなりますが、デザートやケーキも多彩な手作りメニューから選べるのも人気なようですが、自分はアルコールに専念しました。最初の1杯が無料の太っ腹でした。地元の常連さんも多く人気のレストランでした。

広々としたベッドで熟睡し、鳥のさえずりと気持ち良いBGMを聞きながら爽やかな目覚めでした。早起きして、海岸線に続くお花畑(この時期は咲いていないのでただの畑)をココとメルヘンチックなイメージで散歩しました。
cafe朝食は、「スクランブルエッグのセット」「目玉焼きのセット」「クラムチャウダーのセット」「フレンチトーストのセット」「ボイルドエッグのセット」から選べます。自分の気分は、スクランブルエッグでした。

ココは看板猫のフクちゃんと、ニラメッコで対決していました。

ご主人から、ジャックの話を聞き楽しかったです。「グラン・ブルー」の話が出たので焼酎かと思って聞いていたら、ジャックがモデルになった映画だそうです。ジャックの生涯を追った原書をお借りして朝食後もカフェに居座ってしまいました。ついこないだ行ったばかりの宮崎県の幸島、京都、そして地元千倉などの記述が興味深く、すっかり読み入ってしまいました。
ジャックは詳しくは知りませんでしたが、海洋のボブ・リーと云った感じに思いました。この原書を欲しくて探しましたがありませんでした。読みたくなったら、混む夏場をさけてユックリと来たいと思います。

ポルトメゾンルームスを出発し、房総フラワーラインを北上しローズマリー公園、和田浦、外房黒潮ラインを走り、真理谷武田氏が築き後に正木氏の居城となった勝浦城址公園で休憩も兼ねて、ココはお散歩です。

徳川家康の側室で水戸徳川家(徳川頼房)&紀州徳川家(徳川頼宣)の生母お万の方の出身地です。勝浦といえば定番になった江ざわの担々麺を食べて、千葉市方面に向かいました。
最近は、遠出の旅が多かったですが、地元の良さを再確認した旅でした。外房は、湘南や伊豆に比べて全国的に有名なのは鴨川シーワールドくらいで、さほど大きな観光スポットはありません。しかし都心からも近く、外房の荒波を感じながら千葉のローカル感を楽しむペットとの旅も手軽で良いかもしれません。
(2022/6/20泊)
(2022/6/30)(千葉県、T.Kさん)

ポルトメゾンルームスお宿情報