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長坂インターから10分ほどで「おにっ子」さんに到着です。15年前にも友人達と、4名と4頭でお邪魔したことがありました。その時の印象は美味しい食事と大型犬に優しいペンションであったことでした。当時は、我が家の先代のGR、友人のLRとGS2頭でした。
今日は、お泊まりはせずに、夕食を頂きに久しぶりに伺いました。15年前と大きく異なるのは、玄関の横はスロープに、1階に車いす対応のお部屋があり、お部屋の前に車いすも入れる広めのトイレ、お風呂もゆったりと手すり付きに変わっていました。この一階のお部屋は、元々オーナーさんご夫妻の居住部屋でした。二部屋をコネクティングドアで繋げ、4名の家族で泊まれるように変わっていました。
私は障害者であり、車いすの経験もあったので、実際にすべてを見させて頂き、「この設備であれば、車いす利用者の受け入れは問題ないでしょう」と太鼓判を押しました。
さて、今日の訪問は、実は、本日おにっ子さんにご宿泊されている、お客様に会いたいと思ったからでした。
その方は、白石奈緒美さんとおっしゃる女優さんです。
おにっ子さんの現在の看板犬「リー」の元の飼い主さんが白石さんでした。白石さんのご主人が存命中に、柴犬のリリーちゃんと暮らしはじめました。ところがご主人が天に召され、忙しい女優業の中で、リリーと白石さんの二人暮らしでした。
そんな頃、りりーを連れて「おにっ子」さんにお泊まりしました。おにっ子さんは、これまでいつも何頭かの看板犬や看板猫がいるのに、最愛の犬が急逝した直後でした。
「犬がいないおにっ子さん?そんなの絶対にダメ!」「ウチのリリーちゃんもらってちょうだい」と思わず言ってしまったそうです。
ご主人亡き後、女優業と料理研究家で留守番させることが多くなって、かわいそうだと思っていたのも里子に出した大きな理由でした。
今回は、おにっ子さんに半年ぶりにリリーちゃんに会いに来たのです。 |
久しぶりに会ったリリーと白石さん。 |
さて夕食です。15年前のメニューとお味は忘れましたが、優しい食事だったと言う思い出があります。今回はしっかり写真も撮りましたのでご紹介しましょう。
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1.カブと人参のハニーマスタード和え : まずは先付け、ガラスの器で涼しげに。ほんのり甘めでさわやかでした。
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2.イカのキャベツ詰め:茹でたイカに塩したキャベツを詰め酢で一晩。
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3.キノコのスープ:コンソメに色々なキノコ。
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4.ほうれん草とウィンナー玉子のグラタン、飾りにプチトマトをのせて。
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5.サーモンマリネ : 付け合わせのお野菜たっぷりのサーモン。
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6.豚肉のストロガノフ : じっくり煮込んだお肉です。炊きたてのご飯を添えて。
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7.デザートは黒練りゴマのチーズケーキ四角に切って : ほどよい甘さです。
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8.白石さんお持たせの鹿児島のスイカ(美味しいスイカでしたが写真取り忘れ) |
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どのお料理も野菜使いが素晴らしかったです。特に八ヶ岳の高原野菜を駆使して、味付けも優しく、健康を考えたお料理でした。
食事中も、白石さんのお話は、とっても楽しくて、素敵なひとときでした。
我が家が15年前にお邪魔した時は、4人と、他におそらくファミリーのお客様もいたと思うのですが、いかんせん当方は大型犬4頭で、うちの子が迷惑をかけないようにと、配慮したと思いますが、なにせ4人でしたから、おしゃべりが楽しくてあっという間の滞在だったと思います。
白石さんは「おにっ子さんに10頭の犬と20人が泊まっていても、どの犬も一声も吠えず、驚いたのよ」と。納得ですね。
まさしくリピーターさんの多い犬連れ可のお宿なんですね。おにっ子さんは八ヶ岳エリアでも犬連れ可のお宿のパイオニア的な存在です。常連さんに愛されて支えられて25年以上になるそうです。
こちらは、食事時にダイニングに愛犬同伴は出来ません。そんなに広いダイニングではありませんから。配膳の時、大きな犬があちこちで伏せをしていたら邪魔になります。 |
我が家も食事時は愛犬たちは部屋のクレートの中でお留守番が良いと思います。犬にとっては我慢を強いず、人にとってはゆったりと食事が出来ると思うからです。
おしゃべりはつきないのですが、美味しいお食事ありがとうございました。白石さんのさらなるご活躍を祈ってます。
(2013/6/11)(東京都、Sさん)
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