熊野三山を巡る旅の最初は那智大社から。本来なら大門坂より階段を上っていくのだが、わが家は青岸渡寺の駐車場まで車で上がる。通行料が必要だ…。
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しかし自家用車で参拝する特権と思うことにした。那智大社では昨年の豪雨の補修工事がまだ行われていた。那智の滝でもショベルカーが動いている。一年過ぎてもまだ工事中とは…どれほど大きな災害だったのか うかがい知れる。
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この後、神倉神社・熊野速玉大社を参拝して、熊野本宮大社へ向かった。熊野川沿いを走ると山の斜面が崩れているカ所が多く見られた。道路の半分が土砂で埋まってしまったため片側通行カ所も数ヶ所あった。仮の橋と思われる迂回の橋もあった。
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実は旅行を決めた直後に道路が通行止めという話を聞いたので、新宮市の観光協会に問い合わせをしてみた。「大丈夫ですよ。車で走れます。是非遊びに来てください。待っています。」の言葉に安心して向かったが、想像以上の景色に唖然としたわが家だった。
本宮大社付近の店舗や家の壁が新しい。話を聞くとこの付近も水に浸かったので塗り直していたのだ。本宮大社は翌日「講社大祭」の祭礼が行われるとのことで準備がされていた。境内にいくつものテントが設営されていたので、少し雰囲気が壊されたような気になったが、それでも厳かさは十分に感じられた。 |
本宮大社の元の地である大斎原にも行ってみた。本宮大社と違い、観光客がほとんどいなくて静かだ。鳥のさえずりと川のせせらぎしか聞こえてこないくらい静かだった。どちらかというと大斎原のほうが厳かな雰囲気は強かった。今流行りのパワースポットを強く感じた…ということだろうか…。
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お宿は川湯温泉にある「民宿大村屋」。本宮大社近くではペットと同宿できる宿など無いだろう…と思っていたが、川湯温泉にあった。この宿は1号館から3号館まであり、同宿出来る建物が決まっているが、洋室・和室の両方から選べた。わが家はトイレ付の洋室をお願いした。部屋の窓からは大塔川が見える。冬場になれば男女混浴露天風呂の仙人風呂が川原に作られる川だ。この宿のうれしいポイントは食事処にもペットと同伴できる点。きっと食事処が一般宿泊客とは別室と思っていたが、驚いたことに同じ食事処だった。
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隣のテーブルでは5〜6人の男性客が豪快に食事をしていた。どうやら川釣りの常連客のようだ。愛犬を見ても驚きもしなかった…。
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食事は鉄板焼きと一人鍋。そしてお造りに煮物等々。よくあるパターンではあるが、やはり川魚のアユは新鮮で身がホクホクしていた。
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朝食は汁物が一人用土鍋で準備されていた。豪快さに少しビックリしたが、土鍋なので冷めにくく熱々のお味噌汁がいただけるのが嬉しい。
温泉はかけ流し。脱衣室・浴室ともに それほど広くはないが湯質は良い。ちょうど良い温度だったので、ついつい長湯してしまった…。
部屋はソファーがベッドとなりトリプル可能のツイン洋室。ベッドがセミダブルほどの広さがある。ソファーベッドも広かったので通路が狭くなり窮屈な部屋となった。しかもわが家は愛犬のサークルを設置したから、さらに窮屈に…。 |
(右の写真は部屋からの景色)
次回は2部屋予約しよう…と、もう再訪問することを考えている(笑) そして、その時は仙人風呂の営業時期に合わせて訪れたいと思う。 |
(2012/10/5泊) (2012/11/6掲載) (京まろさん ワンとの生活)
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