雪降る中をリフトで犬達も一緒に、京都の天橋立に立ち寄りました。1度は見ておきたかった天橋立、やはり肉眼で見るのってTVとは違います。雪化粧の天橋立は風情があり、見事な絵になります。満足した後は一路目的地のベイサイドガーデン無人島へ。 ここは久美浜湾に面した小さな離れ小島です。島長さんが操縦するボートで5分とかからない場所にあります。私達4人家族は一番小さいロッジに泊まりましたが、ロフトもありちょっとした探検気分で子供達は階段の昇り降りを繰り返していました。他にも囲炉裏のある和室や、中ロッジ、大ロッジがあります。部屋によってそれぞれ景観が違うよう工夫されているようです。私達の小ロッジからの眺めも良く、敷地が広いので他の宿泊者が気にならない配置になっています。 30cmほど雪が積もっていたので島の探検は諦めましたが、島長お手製のプールもあり夏に日帰りで楽しめるバーベキュープランもあるので、その時期に来たかったなぁという気持ちも...。露天風呂と檜風呂があり、露天から眺める雪景色も最高でしょうね。宿泊者の数によっては利用時間も決まってしまい、今回は檜風呂を使いました。 島の水圧の関係で、じゃんじゃんシャワーやお湯を使うというわけにはいかないのでしょうか。まして水道の凍結の時期でもあるので、冬場の水の確保は大変なんでしょうね。 もともと島長さんの別荘として施設を作り始めたそうです。それから知人を呼ぶようになり、徐々に現在のスタイルになっているとのことで、グループでの貸切スタイルが一番楽しめるだろうと思います。美浜湾の駐車場から荷物を持ちボートに乗り込みますが、船内は暖房が効いており快適です。ボートから目にする美浜の町並みの景色もとてもきれいでした。着いたのが夕方で雪ということもあり、犬と島の探検を楽しみにしていたので、日の沈む早さと寒さに広い島を探検できずに心残りでした。 料理はカニづくしです。松葉蟹と寒ぶりのしゃぶしゃぶ、お刺身や焼きガニ、最後に雑炊で締めます。 4人で3人前を注文したのですが、充分に食べ応えがあります。残してしまうのも勿体ないですし、ここはロッジ1棟分の料金と食事料金が別システムなので、お子さん連れの場合は電話予約の際、相談された方が良いでしょうね。 松葉蟹はお土産として持ち帰ることも出来ます。卵がびっしりで初めて食べましたが濃厚で美味しかったです。 夜9時以降は島長さんは自宅に戻られるので、まさに宿泊者だけになります。囲炉裏の部屋には若いグループ、大ロッジにはご家族連れが利用されていましたが、犬連れは私達家族だけ。 着いて早々に浜辺を散歩させてたらグループの方々が窓を開けて抱っこしてくださいました。「雪で足がビショビショですから。」と伝えたのですが、案の定服が泥だらけに。「抱っこしたかったのは私達ですから、構いませんよ!」と泥の足型が点々と付いた服にも気にせず、温かい歓迎をしてくださいました。 朝食は、夕飯を食べた中ロッジに予め朝食の用意もされているので11:00のチェックアウトまでに好きな時間に自分達で食べます。メニューはタイマー予約された蛎の炊き込みご飯やハタハタ、温泉卵やお吸い物などで、自分達で魚はコンロでちりちりと焼き、お吸い物を温めるだけです。昨日残したカニ料理も食べました。TVもありますし、トイレも洗面所もきれいです。極寒の京都でも部屋の中は充分温かかったので、もしも寒かったらと念のために持参した電気ストーブも必要ありませんでした。 「こんなところまでわざわざお越しくださいまして。」と島長さんが何回もおっしゃってましたが、手ぶらで気軽に行ける場所として、近ければ日帰りや1泊で四季を通じてリピーターになってしまう施設だと思います。 (2006/1/29)(静岡県、Mさん)
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