11月の最後の3連休。紅葉も今年はどこもあまり色づきがよくないようですが、おいしいものを食べにと、温泉にでも漬かりたいという妻のリクエストから、どこか海のものがおいしい所にでも行こうかという事になり、急遽宿を探しました。 しかし当然ですが連休なので既に予約で殆どがいっぱい。その上空いていても高い宿泊費になっており、なかなか気持ちが動く所がありません。そんな中でみつけたのは、直前の予約で少しお得になっている東伊豆は赤沢温泉にあるコテージ型宿泊施設、ルネッサ赤沢でした。 せっかくなので久しぶりに伊豆を楽しもうと、初日に西伊豆と南伊豆を中心にほぼ伊豆半島を一周してしまったため、日が暮れてから宿に到着しました。 |
国道から脇道に入り、細い坂をあがっていくと看板を発見。フロント棟の前に車を停めて、チェックインです。丁寧に色々と案内して頂き、そこからは地図にしたがって宿泊するコテージ横に車で移動します。 駐車スペースは特に確保されておらず、場内を通っている車道に路上駐車します。ペットと宿泊できる棟の近くには、既に車が3台停められていました。この棟は4組の家族が泊まれる事から、我が家が最後の到着という感じでした。扉を開けると思いのほか広く、立派な間取りのコテージでした。 |
夕食前に温泉に入りに、フロントのある棟へ。タオルなどのアメニティも一式コテージに揃っているので、タオルと浴衣を持っていきます。フロントの前の階段を降りると大浴場です。赤沢温泉は塩化物硫酸塩泉の単純温泉で入りやすく、サウナで汗を流したり、ジェットバスで肩こりをほぐす事ができます。 あたたまった体にコテージまでの歩く距離は、森の涼しい風が感じられて心地ちよいものでした。留守番していて貰ったくーをクレートから開放し、ご褒美。すぐに食事が運ばれてきました。 |
|
|
大きめの配膳トレーとそれに入り切らないほどの大皿が豪快でした。 大きい金目鯛の煮付、結構な量の刺身。そして陶板焼と称し土鍋の浅いものに鮑、伊勢海老、ステーキ、鶏肉、野菜などが乗っかっています。ほかにおむすびと味噌汁がついていました。 結構な量です。 |
ステーキや鮑がやわらかく食べ応えがありました。 色々なものが食べられ、くーには刺身盛りの中に鶏肉のタタキがあったのでそれをちょっとだけおすそ分け。 これだけのものを一気に用意して車でコテージに配膳するという事を考えれば、食堂で熱々の料理を順番に出すのとは勝手が違います。 コテージにはキッチンがあり、一通りの調理機具が揃っているので、ほんのりと暖かかった金目鯛や伊勢海老を小さいお皿に移し、おむすびや味噌汁もそれぞれレンジで温めると味のランクがあがります。
周囲に気兼ねなく、犬連れでゆっくり食事ができるというのはとても大きなメリットです。 コテージで部屋食というのはある意味それだけで安心感を感じたりするものです。自由に食事をし、食後にはお茶を入れて、買って来たケーキでデザートタイム。ゆっくりとリラックスできました。 |
|
|
また天井が高い事から、夜は少々冷えました。エアコンを入れてみましたがあまり温まらず、寝る時は和室の方が暖かく過ごせたかもしれません。それでも私たちはベッドで充分快適に眠る事ができました。
翌朝は天窓から差し込む朝日でポカポカ。起きてからぐるっと敷地内をくーと散歩し、場内でリスと出会う事ができました。朝食はフロント棟になるので、その間くーには部屋の中のクレートで待機。焼きたてのパンが6種類と、シンプルなサラダ、コーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュースの飲み物、フルーツのシロップ漬けなどを頂きました。もうちょっと品数があるとなお良かったです。
部屋に戻り、片づけてチェックアウト。フロントで一旦車を停め、清算したあと今日は河津七滝や天城トンネルに向かって旅を続けました。
扉の裏側に犬がひっかいたような傷があったりしましたので、今の価格でコテージのメンテナンスがもう少し行き届けば、犬連れには素晴らしい施設だと思います。そして宿泊する側も設備にダメージを与えないよう、飼い主がしっかりと配慮する必要があるでしょう。いずれにしても、価格や料理の内容、施設の要素から今回は満足度が高い一夜を過ごす事ができました。
(2008年11月21〜22日泊) (2008/12/5掲載) (東京都、Yさん くーたら日記 Hill Breeze)
|
|