春の尾瀬周辺をみたくなり、思い立って出かけました。行き先は群馬県は片品周辺。 スキーシーズンが丁度終わり、春の花や尾瀬のシーズンが始まる丁度間の季節は、どこもそれほど混んでいないようです。 GWを翌週に控えて、スキーシーズンとの間をぬって武尊スキー場のペンションエリアにある、「ペンション ら・ぱれっと」に泊まりました。 実はスキーを目的として20年ほど前にはこのあたりにはよく来たのですが、もっぱら片品と川場ばかりな私は武尊エリアは未踏でした。特にこの時期はまったく来た事がありません。 ペンション村に入り、最初の右手に入る分岐に入り、荒れた道の突き当たりにそのペンションはありました。ダークブラウンの建物はシックで景色にも溶け込んでいます。 到着がちょっと早まってしまったのもありましたが、車から荷物を下ろそうとしていると、オーナーの旦那さんがパジェロで登場。どうもお子さんを迎えに行っていたようです。玄関先には秋田犬がこちらを静かに眺めていました。 |
チェックインをし、階段を昇った2階を案内して頂きました。部屋はこじんまりとして窓からは雑木林が見えます。 独立したトイレと洗面所、シングルベッドが2つ、テーブルとイスが1つづつ、巨大なストーブとその上の棚には小型のテレビがありました。もうひとつ、椅子が電話台になって扉脇に置かれています。 こちらの宿では喫煙ができるようで、神経質な私がかすかに感じる臭いが残っていましたが、窓をあけて換気すると気にならなくなりました。まずはクレートをベッドの間において、くーの居場所をつくってやります。 |
24時間入れるジャグジーと、広い洗い場がある展望のよい風呂が、同じ2階にありました。 私達は花咲温泉にゆっくりと入ってきたので、夕食後寝る前に体を温める為に入る事にして、まずは一息つく事にしました。 夕食までちょっと仮
をとると、食事の用意ができたと言われ、くーを部屋で待たせて食堂に行くと、窓際にセッティングされている席に通されました。 オーナーのお子さんは小学生ぐらいの子が2人。小さい方の子がオモチャを持ってきてしきりと話しかけてくれます。 |
食事は野菜が一杯のコンソメスープ、小鉢に入ったサラダと白身魚とキノコのホイル焼き、ライスが出てきて、最後にお肉料理で、コーヒーでした。妻はコーヒーがちょっと苦手だというと、抹茶を出してくださいました。 こちらでは秋田犬を飼う前はハスキーを飼われていたようで、これまで近くのエリアで犬のイベントがあったようです。厨房との壁には数枚のフリスビーが飾られていました。犬にまつわる話しや、スキーブームの昔話を少しさせて貰いました。丁度私がスキーに凝っていた時期に、こちらに宿を開かれたとの事でした。 私たちは今回はディスカウントのコースだったのでシンプルなものだったようですが、他にもフルコースの料理もあるようです。それでも充分おなか一杯になり、くーが待っている部屋に戻りました。 |
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くーに食事をあげ、おなかが落ち着くまで待ってから、外をちょっと散歩させました。既に雨が降り始めており、早く早くと促して部屋に戻ります。そして飼い主はジャグジー風呂で暖まって、早めに就寝。 朝7時すぎに目をさまし、朝食までちょっとだけくーとのまったりタイムです。テレビの天気予報やニュースをみて、時間になったので食堂へ。オーナーの奥様が迎えてくれました。 牛乳とグレープフルーツジュースが入ったボトルが置いてあり、続いてパンとプレートが運ばれてきました。プレートはスクランブルエッグとソーセージ、サラダとハムなど標準的なものですが、暖かいものはしっかり暖かかったのは嬉しかったです。
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2杯のコーヒーを飲んで部屋に戻り、荷物を片づけチェックアウト。フロントにはモンベルのカタログや資料がたくさんあり、他にもスキー関係の資料が一杯。スキーと共に歩んできた宿という感じがしました。 雨が結構降っている中、わざわざ奥様はお子さんを抱いて傘をさし、外まで見送って下さいました。くーを撫でて頂き、霧にけむるペンション村を下っていく私たちに、手をふって下っていきました。 尾瀬エリアを旅する時に、またスキーやスノーアウトドアライフを楽しむのにお手頃な宿です。
(2009/4/24泊) (2009/5/9掲載) (東京都、Yさん くーたら日記 Hill Breeze) |
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