「私たちだけの穴場の宿泊施設にしたい…」と私は投稿しようかどうかとかなり躊躇いましたが、こんな素晴らしい旅館を一人占めするのは良くないとの良心の呵責から、ご紹介することにしました。 これから夏休みを迎え、海水浴を楽しむには本当に絶好の穴場の旅館です! 私たちが琴弾荘さんにお世話になったのは、ゴールデンウィークの前半4月29日です。今回の旅行の目的は「小豆島でゆっくりしたい」ということで、移動が長距離になるため、途中で一泊しようと観音寺に立ち寄ることにしました。 フェリーで2時間それから車で2時間と移動し、いささか疲れも出はじめた時に、旅館に到着いたしました。 出迎えたフロント嬢は心からの笑顔で、丁寧に接客してくださり部屋に案内してくれました。初めてお会いしたのに、私たちは親戚の家にでも立ち寄ったかのように安堵して、フロント譲との話も弾み、我家の人見知りするワン仔もすっかりなついてしまいました。 |
琴弾荘は、琴弾公園に隣接した絶好の立地条件であるため、夕方のワン仔のお散歩に探索がてら出かけました。目の前に広がる松林の向こう側には白い砂浜が続き、我が仔は長時間の移動の疲れも忘れたかのように、大喜びで砂浜を駆け回りました。 宿の方が教えてくださった「寛永通宝」の砂絵の周りを散歩して、その広さと大きさにビックリいたしました。
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散歩から戻りお風呂を使わせていただきました。部屋にはもちろん内湯もありましたが、せっかくなので大浴場を使わせていただきました。そこは広く清潔でお湯もなみなみと張られ、時刻も早かったせいか私ひとりで貸切の状態でした。贅沢なお風呂の時間をいただき、心からリフレッシュいたしました。身も心も癒されて部屋に戻り、我が仔に家から持ってきた夕食をあげて、私たちは夕食のために食堂に向かいました。 琴弾荘で特筆すべきはお料理です!テーブルに着くと日本酒の好きな私は地酒をお願いしました。スタッフの女性は私の好みをすぐに理解してくださり、ぴったりの日本酒を用意してくださいました。さすが、接客のプロですね、私たちの食事のペースに合わせて良いタイミングで、次々にお料理を運んでくださいました。 |
お料理は一品一品に色々な工夫や細工がしてあり、割烹に来たような気分になりました。「関鯵 関鯖」で育ったわたしも、初めて食べた「鰆のお刺身」には「美味しい!」と思わず言葉が出ました。次々に美しく美味しいお料理が出てきて、夢中で食べていたので、写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。 これは本当に残念な失敗をしてしまいました。主人と二人、すっかり満足して満腹のおなかをかかえて部屋に戻ると、我が仔もすっかりくつろいでケージの中で熟睡していました。 私たちもその夜は爆睡してしまいました。朝食も驚きでした。品数の多いことと、干物を自分で焼いて食べる楽しさもありました。 リーズナブルな値段でこんなお料理が出るはずはないと、主人と話しました。でも、お会計では間違っていなかったので、申し訳ないような、かなりお得をしたような気分でした。お料理と、接客に細やかな心配りをされていることが感じられました。 チェックアウトをするまで昨日と反対の山側の方を散策してみました。琴弾公園の中にはつつじの綺麗な書院の庭園があり、そこで記念写真を撮りました。旅の途中で「ちょっと一休み」と思っただけのお宿がこんなに
敵なお宿だったとは…。本当にまた立ち寄りたいお宿が見つかり、感謝感激の旅になりました。
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(2008年4月泊) (2008/7/15)(大分県、K.Dさん) (東京都、Y.Iさん まろや )
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