九州の旅もアッと云う間に4日目になり、最後の宿に向かうことになりました。
宮崎市の旅籠屋を出発して海沿いを南下しました。南国ムードタップリの日南海岸→西武のキャンプ地でジャカランダの花やマンゴーで有名な南郷を経由して都井岬へ。 |
野生化した御崎馬に会えてハワイの雰囲気を味あえる素晴らしいスポットです。要は馬だけのサファリパークのイメージです。灯台のみペット不可ですが、自由に散歩も出来ます。レストラン併設のPAKALAPAKAではテラス席でココと一緒に絶景を楽しみながらマンゴージュースとご当地バーガーで優雅なランチを過ごしました。次の目的地の日本百名城の飫肥城も晴らしかったです。
ミニ京都&津和野を彷彿とさせ街をあげて盛り上げていて、食べ歩きも楽しかったです。そしてお城の敷地、歴史資料館、小村寿太郎記念館など全てペット可なのはビックリで嬉しかったです。この日は180キロ走行して霧島に到着しました。 |
霧島四季彩の郷万遊は、今回の旅行の計画で最初に目的地にした宿です。値段も他の宿より1ランク上でペット宿泊料金は3,100円です。 |
霧島神宮駅から離れていき、眺望の良い温泉郷にあるわけでもなく、田畑の中を入って行く感じです。またパッと見の建物の感じは集合住宅・コーポ風で、大丈夫かな?が第一印象でした。
ところが玄関を開けた途端に杞憂が驚きに変わりました。古材を活用した古民家風の造り。センスの良い骨董品・調度品・和ダンス・絵画・掛け軸など美術館を彷彿とさせました。 |
広いフロント・ロビーは、レストラン&ーカウンターと一体化しています。 |
北側の窓からは美しいイングリッシュ風の庭園(ドッグラン併設)が見渡せて、霧島連山の高千穂峰・韓国岳が見事な借景となり絵画のようでした。到着したらまず温泉です。万天の湯・万月の湯の貸切温泉風呂が2つありますが、どちらも露天風呂も備えた霧島の山の懐から湧き出る天然温泉です。乳白色のお湯は、肌にすーっと馴染み、湯あがりの肌はすべすべに。疲れもどこかへ吹き飛びました。 |
部屋は1Fの囲炉裏の間です。赴きのある囲炉裏と二間続きで、日本昔話の中にいるようです。部屋の調度品も凝っていました。 |
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そして楽しみにしていた夕食です。部屋食も可でしたが、せっかくなのでレストランにしました。 |
旬の素材を活かした和洋折衷の手作り料理です。素材を吟味し、旬を大事にした料理の数々を堪能しました。最初の前菜からして凝っています。名産の薩摩芋を使った和え物&柚子胡椒を使った煮こごり&生ハムメロン&川魚です。器も美しくインスタ
えする感じです。 |
スープは緑が鮮やかな小松菜と蛤です。地元野菜のサラダで口直しの後は、山菜&エビ&さつま揚げの天婦羅です。そしてメインは高級食材の六白黒豚のしゃぶしゃぶです。ロースとバラと2種類で量もタップリです。黒豚は見た目も味も牛にしか思えませんでした。地元でしか販売されていない焼酎もロックで味わい、目も舌も大満足な夕食でした。
女将さんは地元の出身ですが、福岡にある誰しもが知る医療系の超一流企業に勤務しており、その時にかなり食べ歩いたそうです。また今は万遊を運営しながら、昼は市街地で料理店も経営しているとのことで、素人料理ではありません。高級旅館でも出来ないくらいの素晴らしい創作料理の数々でした。 |
布団でゆっくり寝た後で、翌朝は早起きして朝活へ。まず車で5分の霧島神宮。24時間営業ですがここは残念ながら境内はペット不可です。 |
丸尾滝は温泉水が集まって豪快に落ちる珍しい湯の滝です。
そして、霧島国際ホテル前の源泉は迫力満点でした。 |
朝活後に優雅に朝食を頂き、庭園のドッグランで遊びました。 |
万遊は建物が大きい割にはわずか5室の運営です。全部屋見せて頂きましたが全て個性が違う部屋でした。これだけの施設を運営するのは大変な事と思いますが、丁寧なオペレーションで、気持ち良い空間、素晴らしい料理、白濁の温泉、美しい庭園で至福の時間を過ごすことが出来ました。値段以上のバリューで大満足でした。 |
帰路は、龍馬ゆかりの塩浸温泉公園(ペット不可)→仙厳園(ペット不可)→鹿児島屈指の鰻の名店・末よしでランチ→そしてココは、ツンに代わって西郷隆盛の史跡を探訪し南洲公園で鹿児島の街を見ながらお散歩でした。フェリーで桜島に渡って志布志からのさんらわで大阪南港に戻りました。新
船のきりしまはさらに豪華客船で、ウイズペットルームは10室もありドッグランも完備していました。
自分は九州は出張で全県&主要都市は訪ねましたが、プライベートでは初めてでだったので沢山の発見がありました。しかもココと一緒に過ごすことが出来ました。
2年間は移動や旅行の制限がある時期が続きましたが、そろそろ収束しそうです。家族の一員であるココは、旅先では普段と違う表情をたくさん魅せてくれました。
時間とお金が許す限り、またこんな旅をしてみたいと思いました。
(2022/5/27泊) (2022/6/13)(千葉県、T.Kさん) |
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