3月20(日)の連休に京都に向かいました。大人2名、小学生の高学年1名と低学年1名に犬2匹です。いつも夕食の設定で悩む年齢の子供達です。1人はお子様ランチスタイルが理想なのですが、宿のホームページにも子供料金の設定は無く、あらかじめ電話で詳細を確認してみました。電話の応対でとても良い印象を持ちました、その方が宿のオーナーさんでした。
花物語さんは醍醐寺通りを車で走らせた左手にありますが、大きな看板がないので見過ごしてしまい、2度通り過ぎ、ぐるぐると回ってしまいました。やっと見付けて駐車場に。駐車場まで徒歩で5分ほどの場所です、まずは荷物を一旦降ろして車だけ移動した方が正解です。 ホームページでのチェックインは3時からでしたが、連休のさなかでしたので4時からチェックインと指定されました。私達はちょうど4時過ぎにチェックインしましたが、次々と宿泊者の車が宿の前に横付けします。バスも行き交うような交通量の多い市中通りですから、荷物の積み下ろしの際には、対向車や後続車にも気をつけた方がいいかもですね。 |
宿の外観は、和風テイストでどっしりとした雰囲気です。建物の中に入ると、土足禁止ですが、全てがバリアフリーです。エレベーターで2階に上がり、全てツインのお部屋でしたので私達家族は2部屋を使用させていただきました。隣同士のお部屋を挟んでトイレが付いており、こちらもバリアフリーで全て電動なので快適でした。 私達の泊まった日は満室でしたが、トイレでかち合う事もなく、部屋にトイレがない不便さは全く感じませんでした。
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とにかく驚いたのは、アメニティグッズがとても親切なのです。歯ブラシも使い捨てではなく、きちんとした歯ブラシ。歯磨き粉も大きな家庭用ですし、石鹸もまるごと大きな家庭用です。備え付けのティッシュは季節柄花粉症の方のためでしょうか、肌にやさしい素材で1パック密封タイプでした。 愛犬の身体や口を拭くのにも重宝しました。全てをもちろんお持ち帰りしていただいた方が有難いとおっしゃっていました。 犬用にとマットを貸していただいたのですが、部屋で犬が寛ぐのに少々汚しても大丈夫なマットのサービスはちょっとありがたかったです。 夕食のスタートは7時半からでした。メニューは春をイメージした懐石お重に、湯豆腐とてっちりです。お豆腐や白い削り節にはこだわりがあってさすが京都と思いました。その後、玉子を落としておじやにしましたが、てっちりもお豆腐もお替わり自由で、ビールまでもサービスしてくれました。ジュース類も種類があります。 |
食事が終わった後に、客室に愛犬の名前入りチョコプレートの載ったフルーツケーキが届きました。 このケーキはきっととても有名なケーキ屋さんなのでしょうね。フルーツの種類が豊富でとにかく美味しかったです。クリームソースをかけて食べるのですが、4人でも食べ応えがありました。 朝食はバイキングですが、筍を洋風に緑色の野菜ソースであえていたり、パンも種類豊富で、豆乳も持ち帰り可能のキャップ付きで、地元で有名なものらしいです。 朝食のスタート時間もランダムで、きっちりかっちりしていないのは子供連れには気楽でした。 お風呂は露天もあり、お湯はややぬる目、白い混濁で硫黄の臭いがしました。室内のお風呂はもちろんバリアフリーで、白で統一されて広く快適です。露天は室内風呂からドアがあり、そこからのみ出られます。夕食前と夕食後のどちらかで、貸切で利用するのですが、利用時間に制限もなくこれも嬉しいですね。入った後はお湯を抜かずにそのままにしていれば良いとのことで、きちんとスタッフの方が清掃、タオル類を交換してくれます。 他の宿泊客の犬はパグ、大きなラブラドールと様々な犬種がいました。少々やんちゃでも特別問題なくお客同士は大らかでした。今回は満室でしたが、深夜の犬のえ声は一切聞こえませんでした。 |
ダイニングも同伴可です。我が家の犬は寝ていましたのでクレートに入れてテーブルの下にいてもらいましたが、小型犬連れの方は膝の上だったり、テーブルの下に伏せしていたりと様々でした。でも大騒ぎするようなことはありませんでした。 朝の客室清掃の女性も犬好きな方で、とても温かな人柄です。オーナーさんも気さくで、朝食の時に、大きな桜の枝を活けた花器が飾られ、お花の説明をして下さいました。 お宿からの眺望は残念ながら期待できませんが、醍醐寺の高い塀はとても風情がありますし、朝の5時にお寺の鐘をつく音が聞こえるなど、京都にいるんだあと情緒を感じました。 あいにく醍醐寺はペットと一緒では拝観出来ないようです。でも近くにはペット可のお寺や神社もあるとのことですので、観光をされる方はオーナーさんに聞かれると良いと思います。ちょっと小耳にしたのですが、伏見稲荷はキツネがまつられているのでペット可だとか。
(2005/3/23)(静岡県、K.Mさん)
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