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知人から譲り受けた雄のトイプードル、ラムジーに加え昨年は女の子のベッキーが我が家の家族になりました。昨年初めてワンコ連れの旅行をして楽しい思い出がたくさんできたので今年はベッキーも初めてのお泊りに連れて行こう!!との夫の提案、早速宿探しが始まりました。
知人から譲り受けた雄のトイプードル、ラムジーに加え昨年は女の子のベッキーが我が家の家族になりました。昨年初めてワンコ連れの旅行をして楽しい思い出がたくさんできたので今年はベッキーも初めてのお泊りに連れて行こう!!との夫の提案、早速宿探しが始まりました。
条件は沢山。まず食事が美味しいこと、お風呂がきれいなこと、いつでも犬と一緒にいられること、料金が手軽であること…。昨年お世話になったペンションがとても印象深く、また同じところにお世話になろうとも思ったのですが、周辺の散策など違った場所で楽しみたかったことと他の宿も体験してみてはということからあえて新規開拓の至りとなりました。
かねてより行きたいと思っていた長野を中心に評判の良いペンションを調べ、こちらのページから花闊歩さんに行きついた次第です。
今回の一番の心配ごとはベッキーのトイレのことでした。雄のラムジーは昨年上手にお泊りできたので安心なのですが雌のベッキーはなれない環境で自宅のトイレ以外の場所できちんとできるだろうか、他のお泊りワンコ達と仲良くできるだろうか…空き室状況を問い合わせかたがた、ペンションにお問い合わせの電話を入れてみることにしました。
電話に出たのはおそらく奥様と思われる女性の声、主旨をお伝えすると基本的なしつけができていれば歓迎します、万が一失敗しそうな時はおむつやシートなどもあるし、是非と言って頂くことができました。優しそうな声に、ここならきっとうちのやんちゃ達も温かく迎えてくれるに違いないと日程を調整し早速予約を入れました。
当日、千葉は朝からあいにくの雨、幾分がっかりした気分に陥りつつも、もともと愛犬たちとゆったり過ごすのが目的なのだから、早めにチェックインしてのんびり宿で過ごすのもありかなと気分を切り替えいざ出発。
犬たちは外の天気などおかまいなしにいつもと違う雰囲気にそわそわしています。当初の予定では草津から白根経由で軽井沢に入る予定だったのですがまさかの雪による通行止め、あえなく車をUターンさせる羽目に。 |
ふもとは日差しもちらほら出始めていたのでペンションから教えて頂いたドッグラン、ドッグバケーションさんに行くことにしました。 こちらは2000坪の広大な敷地のランで山あり、デッキあり、アジリティあり、また地面はウッドチップで足にも優しく汚れることもありません。 通常だと一匹500円の料金らしいのですが今回はペンションから無料の券を頂いてしまいました。 リードを離すと狭い車からの解放感も重なったのか、まずラムジーが猛ダッシュ、続いていつもは大人しいベッキーちゃんもダッシュ、飛んだり跳ねたりの大はしゃぎです。私たちも楽しくなってしまい結局予定より長い時間を費やし気がつけば時計の針は16時近く。よやく宿に向かう運びとなりました。 |
花闊歩さんはメインの通りからやや奥まったところにあります。案内は出ているものの本当にここで良いのかなと思ってしまうような感じですが林を抜けるとお屋敷風?のこじゃれた建物とデッキのあるドッグラン、まさに隠れ家的な感じです。 |
玄関を入ると専用の足洗い場、玄関の上がりは低めで小型犬でも往来が楽な作りになっています。 玄関を始め廊下などにもペットシーツ、おむつなどが置かれていたので少し安心。 また部屋のあちこちには専用のフックがありどこに行くにも犬達を連れていけるような作りになっています。 |
男の子にはマナーベルトなども貸して頂けるとのこと。一通りの説明を受け、まずはお風呂を借りることにしました。脱衣所にもフックがあるのでさびしがり屋のラムジーとベッキーも一緒に行くことができます。
お風呂は2種類、貸切りの隠れ家の湯は露天で外の景色は森の中にいるみたい。もうひとつの隠れ家の湯は落ち着いた家族風呂のようなつくりでこちらは予約なしでもOK。部屋にも簡易的なバスがありましたがせっかくなのでまずは温泉三昧。やや熱めのお湯が冷えた体を一気に温めてくれました。ヒノキの香りが心地良い。ガラス越しにわんこ達。さすがに中までは入れませんが気分だけでも…。
夕食は18時半から。1階のフリースペースには雑誌やペットの本、料理関係の本などが並べられています。 またコーヒーやお茶などはいつでも入れられるようになっていました。興味のある本がいくつもあって数冊お借りし、夕食までの間は読書タイムと相成りました。夫と愛犬はしばし夢の中…。ベッドの布団の他に毛布を自由に借りられるのでちょっとしたお昼寝には便利です。 |
そしてお待ちかねの夕食。当日はもう一組お客様がいたのですが犬見知り?の我が家に配慮して少し離れた位置に席を用意していただけました。 食堂にもフックがありペット専用の椅子までありました。わんこ用のお食事は家からの持参です。ごめんね、おやつを持ってきたから許してねと心の中で呟きながらも視線はプレートに書かれたメニューの方へ注がれます。 オーナーさんはホテルやレストランなどで経験を積んだ後ペンションを開業したとのこと、期待が高まります。 飲み物の種類も豊富でバーカウンターなどもあります。せっかくなので軽井沢の地ビールを別注文し乾杯、前菜が運ばれてきました。 前菜といっても結構なボリュームです。お肉のパテ、白身魚のフリッターをマリネしたものにとろとろの煮豚と煮玉子。我が家ならこれだけでメインだろうな。次に運ばれてきたのは生ハムのピザ。こんなに!!と思いましたが意外とあっさりとしていてぱくぱくいけました。 |
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お魚料理は魚介のトマト煮込みでした。ぷりぷりのあさりにエビ、いか、鯛と盛りだくさん、引き続きお肉料理は牛肉とセロリの煮込み、これでもかとお料理が運ばれてきます。 |
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実のところ私は全部食べきれる自身がなくてわがままを言ってあらかじめ量を控えて頂きました。お陰で残すことなく美味しくお料理を頂くことができました。 そして最後はもちもちの白ごはん。デザートはチーズケーキとアイスクリーム、フルーツの盛り合わせ、食後のコーヒーを頂きながら久しぶりにゆったりとした気分で会話を楽しむことができました。 犬たちは、先にごはんをもらえたのと昼間の運動の疲れか2匹とも机の下で大人しくしていてくれました。 |
ペンションにはコーギーとダックス、そして震災で引き取ったMixの子がいるとのこと、食後に御対面して遊んでもらいたかったのですが我が家のやんちゃ君たちはやはり他のわんちゃんは苦手のようで対面かなわず…奥様と少しお話をさせて頂き部屋に戻りました。寝る前にもう一度お風呂をお借りし、第一日は終了しました。
2日目。8時からの食事まではだいぶ時間があったので今日はペンションのドッグランをお借りしました。ランにはデッキがありお茶を飲むことができます。モーニングコーヒーと称し遊びまわる愛犬を見ながらかなり優雅な気分に浸ることができました。うんち袋なども用意されているので今日の朝のお散歩はこれをもって省略してしまいました。
朝食は洋食と和食が選べ、昨晩夫は和、私は洋食をお願いしておきました。昨日の白ごはんがとても美味しかったので和食派の夫はかなり楽しみだったようです。 |
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朝食はまさに王道といったメニューでした。和食は鮭に納豆、卵のお味噌汁に小付。洋食はスクランブルエッグにウィンナー、生野菜、ヨーグルトにフレッシュジュース、それでもふわふわのスクランブルはやはり家庭ではなかなか出来ないような仕上がりでさすがと思ってしまいます。
ゆったりと食事を楽しんだ後、10時のチェックアウトまでもう一度と再びお風呂をお借りしました。いつでもアツアツのお風呂に入れる幸せ…。あまりのんびりしてしまい最後は少しあわただしく荷造りをしてチェックアウトとなりました。看板犬ちゃんたちとはこの日も仲良くなることができなかったのが唯一の心残りです。
支払を済ませた後、オーナーご夫妻が外まで見送りに出てくださりました。せっかくなのでと建物の前で写真をお願いすると快く引き受けてくださり、とても良い思い出の一枚となりました。
その後軽井沢の町を散策し、お土産などを買って帰宅の途につきました。ドッグランにお散歩とさすがに疲れたのでしょう、いつもは車で立って窓の外を眺めているわんこ達も私の膝の上ですやすやと眠り、それにつられ私もうつらうつら。気がつけば山は視界から消えつつありまた日常に戻る運びとなりました。
今回は犬2匹をつれての旅行で当日まで色々と気をもんでいたのですが温かいペンションのおもてなしのおかげで犬たちだけでなく私たちもゆったりと楽しむことができました。
初めてのアジリティや街中でのお散歩。何よりお留守番なしの2日間、わんこ達にも満足の旅だったようです。ベッキーちゃんのトイレ問題もすっかり自信がつき、これならどこにでも連れていけそう。これからもたくさん思い出を作っていきたいと思っています。ありがとうございました。
(2012/5/18泊) (2012/5/26掲載) (千葉県、A.Sさん) |
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