わんこ同伴の宿泊ができる和倉温泉のお宿『花ごよみ』へ行ってきた。この日は西日本から北陸にかけて低気圧前線が居座っている日で、海岸線に沿って走るのと里山海道では 愛車に容赦なく吹き付ける雨と横風にしばしばハンドルを取られながら能登国一宮の氣多大社へ向かう。
到着すると運良く雨が上がっていた。しかし強風は続いていて、おチビの愛犬は飛ばされそうだったのでスリングに入れて参拝することにした。
最近は縁結びとして女性に大人気の氣多大社。たくさん奉納されていた絵馬は赤いハートの模様だった。『氣』と書かれた交通安全のお守りと朱印をいただき、お宿へと向かう。 |
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『花ごよみ』は建物横に駐車場があり 荷物運びがとても便利。さらに便利な事にフロントロビーの突き当りのドアがわんことお泊りできる部屋だった。
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お風呂場が部屋の横にある。近くて便利と思った半面、足音の響きは…と心配したが何の問題もなかった。部屋のドアを開けたら横に洗面所とトイレ。上り口の2畳ほどの板間に冷蔵庫やポットがあり、ふすまを開けて部屋へ。思っていた以上の広さだ。障子の向こうは縁側でもあるのかと思ったが、小さな庭があり、その向こうは表通りだった。ブロック塀で遮断されているのか車の走行音も気にならず落ち着いて過ごせた。
愛犬のくつろぎスペースを確保している間に恒例の探検を済ませて座椅子の上に我先にと座っている。この光景はいつものことで、真っ先に愛犬がくつろぐのだ。いい表情で座っている愛犬を見ると何を思って座っているのだろうと思ってしまう。 |
食事コースは一番品数の少ないコースを頼んだ。女将からは「料理としては満足いただけないかもしれません」と言われたが、小食高齢両親は美味しい料理を少量ずつ食べられたので満足していた。 |
北陸らしく茹でカニがあり、サザエや新鮮なお造りがとても美味しかった。これなら単品でお造り舟盛りを注文しても良かったなぁと思った。
朝食は鍋物の具に厚揚げが入っていた。一般的には豆腐と思っている私は驚いたが、厚揚げはとても美味しくて朝から2度驚かされた(笑)。
料理は朝夕ともに部屋出し。布団の上げ下ろしが少しせわしない気もしたが、わんこと一緒に食べられる部屋食は本当に有り難い。 |
お風呂はかけ流しでとても熱いお湯にビックリ。ぬる湯好みの私には熱湯に匹敵するほどの熱さで足湯も出来ないくらいだ。湯船横に水道の蛇口があり「熱いときは水を足して適温にしてお入りください」という貼り紙がある。
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幸いにも私一人だったので水を大量に出すが、なかなか適温にならずに肩までつかるのにずいぶん時間がかかってしまった。足から肩まで順番につかっていったので肩までつかった時にはすでにポカポカと茹で上がっていた(笑)。
浴室前の廊下に小さな透明冷蔵庫が置いてある。お一人様1個のサービスヤクルトだ。冷水器が置いてあるお宿はよくあるが、ヤクルトは初めて。温まった体に冷たいヤクルトがとても有り難く美味しかった。 |
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お宿としては小規模で、浴場(女湯)も決して広くはない。しかしゆっくりのんびりと過ごせる花ごよみは申し分ないお宿だった。
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(2016/4/17泊) (2016/8/16掲載) (京まろさん ワンとの生活)
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