2月8日(月)
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帯広は大きな町です。観光よりもビジネスで訪れる人も多く、食事やスイーツのおいしいお店は中心地に集まっています。今日は帯広市の中心にあるビジネスホテルに宿泊します。
犬連れの旅では帯広ステイだと郊外に1度、中心地近くの公共の宿に1度、泊まった事があります。前者はまだ健在ですが、後者は残念ながら営業が終了されてしまいました。春から秋にかけてはキャンプや車中泊という選択もできますが、冬そして北
道までのアプローチで飛行機を使うたびとなると、装備の関係で当然宿を利用するしか手段がなく、必然的に宿探しから旅は始まります。
前は犬連れ宿泊ができた宿が今はできなくなっている事や、宿そのものが消滅したりしている事も多く、とても寂しく感じます。今回は比較的長期間の旅だった事もあり、宿代を多少浮かせたいので、どこかないかと探しました。
そんな中で見つけたのは犬連れ可のビジネスホテルでした。市内に姉妹店が2軒ありどちらも可能なようですが、今回は西帯広駅の近くにある方を利用する事にしました。調べてみると帯広駅周辺よりも西側にある白樺通り沿いの方が、結構いろいろなお店があって便利そうなのを知ったからです。どちらにしてもどこかに行くなら車なので駐車場は必須なので、歩いていける距離ではなくても問題ありません。 |
その宿はJRの線路にほど近く静かな大通り沿い、アンダーパスの脇にありました。駐車場に入ったのはもう20時をまわっていましたが、平日というのに駐車場には10台弱の車が停まっていて結構盛況なようです。
エントランスを入ると管理人の方が、窓ごしに予約を確認の上でカードキーを渡してくれました。注意点としてチェックアウトする際は窓口横のポストにカードキーを返却すればよいという事、門限はないという事、裏手に炊事場があるので自由に利用してかまわないという事などを伝えてくれました。 |
私たちの部屋はすぐフロント前の階段を登った脇の部屋で、中は思いのほか大きく、ユニットバスも普通に使える広さでした。廊下では少したばこの煙が感じられましたが、この部屋にはペット対応のせいなのか空気清浄機も稼働しており気になるにおいはありません。広さといい設備といい、宿としては充分な環境です。 |
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チェックイン前に市内の温泉に入ってきたので、特に風呂に入る事もなく、ゆっくりとテレビをみながらまたナビの入力や充電大会です。有線LANも使用でき、お湯を沸かすポットも常備されているので、不自由はまったくありません。一応小さいながらもクロゼットがあり、スリッパも常備されていました。 |
今日は半分ぐらい宿泊客がいるはずですが、扉の外も静かなものでした。平日なのでほとんど仕事で利用されている方というのもあるのかもしれません。お茶を入れて夕方に六花亭の本店で買ってきたお菓子をいただきながら、明日の予定を確認しながら就寝しました。 |
2月9日(火)
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翌朝、明るくなっている窓のカーテンをあけると、そこは真っ白というよりも明るい灰色一色の雪国でした。前日道にも町中にも雪はほとんどなかったのですが、未明から降り続いたらしく、今現在も結構な降り方です。駐車場にある私たちのレンタカーは、そこに車があるのかわからないほど雪に包まれていました。同時にちょっと違和感があったのですが、それもすぐ気がつきました。あれだけ駐車場に停まっていた車がほとんどいなくなっていたのです。 |
めいの排泄のために着替えて外に出ますが、雪が降っているのがあまり好きではないのか、用件を済ませるとすぐに戻ってきてしまいました。人の頭にも湿った雪が積もっています。このあとの天気が心配でテレビを点けましたが、残念ながら道東方面はあまりよくなさそうです。 |
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朝食は昨日市内で買ってきたパンを部屋で食べます。1階の管理人室の横にある調理スペースが自由に使えるので、そこへパンを持っていき、設置されているオーブントースターを使って暖めます。ここは長期間滞在する方向けに、自炊ができる設備が併設されていて自由に使えます。冷蔵庫や電子レンジ、オーブンだけでなく、食器類、コインランドリー、シンクやなんと製氷機まで揃っており、中央にちょっとした食べるスペースもあってとても便利です。
部屋で朝食をとってから、さて雪の中を出発です。すでに廊下に出るとほとんどの部屋がメンテナンス中で、私たちが一番最後のチェックアウトのようでした。清掃スタッフの方にご挨拶をして、旅を続ける事にします。
帯広滞在にはとても便利なだけでなく、予約はネットででき、とてもリーズナブルなのでまた利用したいと思える宿でした。余談ですが、部屋に併設されている小型冷蔵庫内に六花亭の新作の菓子を忘れてきた事に私が気づくのは、6時間後でした。
犬連れ宿泊ができる宿だった所が、気がつくと禁止になっている例が極めてたくさんあります。ぜひこれからこちらの宿を利用される方は、犬連れ宿泊を続けていただくよう、マナーの遵守だけでなく、まわりが気持ちよい旅の時間を過ごせるよう、気配りをよろしくお願いいたします。 |
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(2016/2/8〜9泊) (2016/4/5)(埼玉県、Yさん くーたら日記
Hill Breeze)
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