ペットと泊まれる宿・ステイウィズドッグ

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ペットと泊まれる貸別荘ゆがふ 岐阜・八ヶ岳・伊豆

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宿体験記

ニセコ - ペンションフィールドメリー 閉館

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ニセコ - ペンションフィールドメリー 閉館

午後から土砂降りと暴風の雨に見舞われ、途中の峠では「圧雪路 夏タイヤ走行不可」と書かれている中、4WDにスタッドレスを装備した我が家の車は一路、苫小牧市内からニセコのお宿へ向かいます。ニセコに入った頃は到着時はすでに暗くなっていました。今宵は夕食がつかない宿なので、行くすがらどこかで食べていこうと思っていたのですが、天候があまりにひどいのでとにかく到着を優先しました。時間帯からお店がすべて閉まってしまう可能性も危惧したのですが、最悪コンビニで軽くでもいいと考えていました。
宿に到着すると先客が1組。暗いので全貌はよくわかりませんが、敷地の扉は軽い木製で大きくしっかり作られており、そして手を放すと自動的に閉まるようにできています。大型犬や小型犬に限らず、犬連れ客にとってはとても助かる構造でした。ここだけをみても、犬連れで扉を出入りしたりする時に苦労する状況をよく理解されている方の配慮が感じられます。まずは簡単な手荷物だけをもってチェックイン。すぐに夕食に出るつもりだったので、めいは車の中で待機させたままにしました。
ご挨拶の上で先にお部屋に案内していただきます。とても広くてきれいなお部屋で、外に出られる扉もあり、その先にはドッグランがあるようでした。荷物を置かせていただき、一旦リビングに行って夕食の情報を得る事に。こちらは犬連れ客をメインにされているB&B形式のお宿。1日3組しか泊まれませんが、ゲストルームだけでなく、滞在時間においてすべて余裕をとった作りが伝わってきます。快適なだけでなく、便利でのびのびしたロケーションが特徴のようです。
もう1組のお客さんもこれから夕食との事なので、オーナーに教えていただいた同じ洋食屋さんへ行く事にしました。さっそく予約を入れていただき、その時間まで少しリビングでお話をする事にします。宿のラブラドールレトリバーのポリーくんがくっついてきてくれます。性格が穏やかで犬同士でも仲良くできるめいも、車待機のままのつもりでしたが、せっかくなので連れてきて遊んでもらいました。
どのゲストルームからも、別の扉で部屋別にある小型の専用庭へ出入りできます。庭の構造がよく考えられていて、その先にあるもう一つのゲートを空けると、メインの大きなドッグランに繋がるようになっていました。アジリティの競技が余裕でできそうなサイズです。晴れていると雄大な羊蹄山を望みながら遊ばせられる環境になっているようでした。
そのメインとなるドッグランは、建物の玄関やさきほどの車止めから敷地内に入る所の大きい扉へも繋がっています。犬にとっては単なる広場だけではなく、細くなったり入り組んだりする場所を走り回れるというのは楽しい事でしょう。飼い主にとっても安心できるだけでなく、犬たちも全力で思いっきり走り回る事ができるようになっていて素晴らしい構造でした。
しばらくしてから車でレストランへ移動し、静かな夕食をいただきました。食事を宿以外の地元のお店で食べるという事は好きです。地元のおいしいお店や特徴のあるお店、独特の食材を楽しむ事もできます。ですが宿で食べる夕食というのも、食べてお風呂入ってすぐに寝られるというのも捨てがたいので、使い分けられるとなお良いと思います。
真っ暗な道をナビを頼りに宿へ戻り、お風呂に入ったあと自由に使わせていただけるマッサージチェアで体をじっくりほぐさせていただきました。旅先で日帰り温泉などを利用した際に、コイン式のマッサージチェアがあると必ず利用してしまいます。
部屋に戻り、めいを少し目の前のドッグランでちょっとだけ歩かせたあと、天気予報を見ているうちに睡魔に襲われて り込んでしまいました。そろそろ旅の後半でもあって、疲れが溜まっていたようです。もう少しオーナーさんとお話ができればと思っていたので残念でした。
翌朝の天気は曇り。雲が重く空に垂れ込んでいます。ドッグランへ出ると左手に羊蹄山が鎮座していました。残念ながら半分以上が雲に隠れていましたが、その合間から朝日が美しく差し込んできました。
荷物をまとめ、先に車に積載できるものは運んでしまったあと、ゆっくり朝食をいただきました。こちらの朝食はスタンダードな和食です。
焼き鮭を中心に、玉子焼きや和え物、浅漬け、納豆、生卵にお味噌汁という基本的なメニューでしたが、おひつで配膳されているごはんがおいしく、3杯も食べてしまいました。食後にもう1組のお客さんやオーナーご夫妻と、北海道や犬の話をいろいろと楽しみました。
今日は予定していたトレッキングが1週間早い雪の知らせでニセコパノラマラインが冬期閉鎖に入ってしまった事もあって中止。入りたかった温泉も開店時間が遅い事もあって諦めていたので、少しだけゆっくりしてから出発です。
人にとってもとても快適で、犬にとってもこれ以上ないほどに快適な空間のお宿でした。道南に来る事はめったにないのですが、また機会があればお世話になろうと思います。
(2016年10月26〜27日泊、1泊2日)
(2016/11/25掲載)
(埼玉県、Yさん)

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