滋賀県に初めて出かけた私たちは、大津市が、京都のすぐ隣りに位置している事を今回の旅行で知りました。 こちらの宿は、山の上を走る京滋バイパスの笠取ICを降りたら、10分程下って行くと現れる、のどかな集落にあります。 途中に案内標識が何もないので、あらかじめ電話で道を確認した上で、カーナビとにらめっこしながらたどり着いたのは、夕食の時間も過ぎ、すっかり日が暮れてしまった7時半すぎでした。
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神戸で渋滞にはまり、遅くなりそうな事がわかっていたので、その旨を伝えると、嫌な顔ひとつせず、スタッフの方達が食堂で待っていてくれました。 さらに遅くなるようであれば、食事なしにしても良いですよ、とまで言ってくださいましたが、早く宿に着きたかったので、無理を言って、夕食を用意してもらいました。 日中は、DOGCAFEとして使用している建物が、ダイニングルームになっています。 こちらでは、夕食のスタート時間を、6〜7時まで、30分刻みで指定できます。 さらに朝食は、「朝はいくら早い時間でも良いですよ」という細やかさ。 早い出発や、9時頃まで寝ていたいといった要望にも、応えてくれます。 大きなホテルでもないのに、少人数で対処する手間は、大変なはず。積極的に話しかけてくるような雰囲気ではありませんが、親切に応えてくれます。こうした細かい気配りと、旅行客への心遣いが、とても温かく感じられました。 夕食のメインは、近江牛のステーキ。特に手の込んだ料理ではありませんが、お肉がとても柔らかく、美味しかったです。デザートに、シフォンケーキを別に頼みました。 朝食は卵のサンドイッチ。女性には、お昼まで十分におなかがもつボリュームでした。 こちらの宿は、地方の大きな家の敷地の中に、大小2つのドッグラン、ペット用品も扱うDOGCAFE、トリミングサロン、セルフシャンプー、そして宿泊棟が並んでいます。 宿泊は、「ペンション」というより、広めの「ハイツ」といった造り。 2F建てに2部屋ずつ、4組が宿泊可能です。私たちは、1Fの部屋だったので、そのままトイレや散歩に出る事ができて、とても便利でした。 部屋の中は、とてもシンプルな
り。飾り物は一切ありません。 ベッドが2つとTV・テーブル・システムラック。ベッドには、犬柄の撥水ベッドカバーがかけられていました。床はペットの足に優しいクッションフロア貼りで、カーペットの様にニオイが残らないので、とても清潔でした。 壁材も、キズがつかない材質を使っており、もし粗相をしてしまっても、汚れが残る心配は全くありません。 足ふきや消臭スプレー・人間のアメテニティグッズも一通りそろっていました。 バス・トイレは別で各部屋にあり、通常のユニットバスのトイレ部分が洗い場になっている構造。ゆっくり浸かるオフロではありません。インテリアは何もありませんが、まだ新しく、とても快適に過ごす事ができました。 150坪のドッグランの足下は土。夜遅くまでライトが点灯しているので、夜中のトイレも心配ありません。
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満室でも4組なので、外来客がいなければ、遊ぶには十分の広さでした。 敷地の外は、いわゆる、のどかな田舎の風景。早朝散歩に出てみました。宿の前の山の斜面には茶畑が広がり、薪を燃やす煙とにおいが、観光地では味わえない何とも言えないのどかな雰囲気をかもしだしていました。
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今回の旅で初めて知ったのですが、京都観光にも使える場所です。 犬連れで宿泊できる宿が京都には少ないので、県境を越えてこちらの宿をとったのですが、30分ほどの琵琶湖畔をドライブしてから京都に入っても、1時間半くらい。(京都市内に入ると渋滞します)
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京滋バイパスで直行すれば、30分くらいで市内に入れます。犬連れでの京都はとても不安でしたが、南禅寺・平安神宮・京都御苑など、犬と一緒に行ける名所もあるので、京都観光への拠点としても、使える宿です。 琵琶湖畔に犬連れ宿はありますが、琵琶湖のだいぶ北の方なので、京都に出るにはこちらは良い場所でしょう。
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補足 : こちらの看板犬のアフガンハウンド君は、ドッグショー常連のチャンピオン。スタッフは評判のトリマーさんです。旅行ついでに、キレイになって帰ってくる事もできます。 (2007/10/23)(東京都、M.Oさん)
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