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3月9日(金)、清里のわが家を出たのは午後1時半、ひたすら141号線を佐久へ向かいます。途中、野辺山、南牧村、佐久穂、佐久平とこれまで走った事のない道をのんびり行きました。 佐久平のJUSCOで休憩、日本とは思えないような大型ショッピングセンターが立ち並ぶ景色に唖然としました。佐久あたりから浅間山は雄大に見えます。お天気は快晴です。一路、中軽井沢から北軽に向かいます。ちょっとくねくね道です。マリヤは車酔いする子ですから、後ろの車に先を譲りのんびり進みます。浅間山はどんどん大きくなっていきます。以前トレーシーと一緒に来たとき、こんなに景色が良かったかしら?と思うくらい大パノラマの
晴らしい景色でした。 鬼押しハイウェイを利用し、群馬県に入り嬬恋、鎌原へ、浅間ペンションビレッジまであっと言う間、4時にペンション・ブロードウェイさんに到着しました。 |
まずは、チェックイン後、マリヤを車内のクレートに待たせて、マリヤの折り畳みクレートや荷物をお部屋に、万全の準備をします。 お部屋は、ツインのベッドルームにリビング、そして小さな和室まである和洋室です。さすがにわが家は大型犬でまだ8ヶ月の犬ですから、畳のお部屋はもしも穴掘りしたら? と考えると利用するのは止め、ふすまを閉めておきました。トイレと洗面台がついていますのでとても便利です。窓は3方にあり、ドッグラン側の窓、その反対側は、初代の看板犬達のお墓が見えます。 |
エントランスには、冬場に使う人間用スパイク付シューズ、エチケット袋、足洗い場、足拭き雑巾など、ほとんどのものが揃っています。 準備が整ったところで、マリヤを迎えに行きます。ペンションの横にある小さなドッグランでまずは一遊びさせ、落ち着かせてからお部屋に。そしてチェックイン時の手続きをしにマリヤも一緒にダイニングへ行きました。 ダイニングに行くと、オーナーさんが早速、マリヤと私達の写真を撮って下さいました。オーナーさん、犬の撮影にずいぶん馴れているんでしょうね。シャッターチャンスを逃さずとっても良い写真を撮って下さいました。ありがとうございました。 夕食の時間まで、お部屋でマリヤのご飯をあげたり、無線LANで繋がるインターネットでメールを見たり、お父さんは早めのお風呂をいただいたりと気ままに過ごしました。 さて夕食です。今回はマリヤもダイニングに一緒に行きます。家では良い子に出来ますがはじめてのお泊まりダイニング体験です。 今日の他のお泊まりのお友達は、ビーグル2頭とご夫妻、ウエスティー2頭とご夫妻、まだ若いビーグルとご夫妻、そしてポメラニアンを連れた方、そしてマリヤと私達でした。マリヤと私達はダイニングの奥に用意された大型犬用?スペースにちんまりと収まります。 少々、
える子もいましたが、最初だけでお食事中はみんないい子にしていました。 マリヤはと言うと、少し落ち着きませんが、どうにかテーブルの下でフセをしています。やれやれ良かった! どうにか私たちと共に旅をできる犬に成長することが出来ました。 |
今晩のメニューです。 3種のオードブル、能登鳥のたたき昆布じめ、キノコのアボガド和え、半熟卵の柚胡椒。鶏肉は新鮮なものでなければ生で食べれませんが、鶏肉を生でそれも昆布でしめているとは驚きの一品でした。 大根と豚の角煮、ミルフィーユ仕立て、角煮の柔らかいこと、大根とマッチしてとても美味しかったです。サラダは新鮮なグリーンサラダ、お魚は、スズキのバルサミコソースです。そしてお肉は牛のヒレステーキ、ポン酢でいただきました。ご飯は五郎兵衛さんのお米とか。やせた土地で頑張ってお米を作れるまでに改良を重ねたとか。美味しいお米でした。 オーナーさん曰く、昨年メニューを大幅に変えたそうです。これまでオーナーが料理を担当していましたが、思い切ってオーナー夫人に切り替え、洋食メインから和洋折衷型に変更し、お箸でも食べれる内容にしたそうです。味もどこか和風テイストです。 知らずうちにおなかが一杯になってしまいます。 |
デザートもたっぷりと、コーヒー、紅茶でお客同士おしゃべりをしていましたら、ブロードウェイの看板犬達が登場しました。 ビーグルのサトちゃんとモー太君、16才のキャンディーちゃんと14才のランちゃんです。サトちゃんモー太君達は、皆さんにご挨拶です。マリヤも皆さんとご挨拶しました。 そんな楽しい食後を過ごし、各自お部屋に戻りました。 |
私はお風呂に行きます。こちらのお風呂は、そんなに大きくはありませんが風情があり機能的に作られています。私はひのきの湯、主人はせせらぎの湯を使いました。 (右上 : ひのきの湯、右下 : せせらぎの湯) 浴室のすりガラスにはワンちゃんの足跡が...。
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さて9時からバータイムです。夕食時に飲みきれなかったワインをいただきにバーに行きました。絶えずジャズが流れています。オーナーさんは、かつて、私達夫婦がトレーシーを迎える前、良く聞いていたジャズギタリスト、宮之上貴昭さんのお弟子さんとのこと、懐かしい話しに花が咲きました。 ほろ酔い気分でお部屋に戻りベッドに入りました。たくさんの犬達が同宿しているのに、一声も吠える犬達はいませんでした。 |
そして翌朝、7時には目が覚め、マリヤとお父さんはお散歩です。私はその間にマリヤのご飯を用意したり片付けたりとしていると、窓の外のドッグランでは2頭のウェスティーちゃん達と意気投合しています。 ロビン君はゴールデンやラブラドールの女の子が大好きだそうで、マリヤにひと目惚れだそうです。マリヤは大人気になっていました。 |
さて朝食です。 こちらは和食・洋食を選べます。私は和食、主人は洋食にしました。 |
大満足で朝食を終えると、オーナー夫人が登場。
ドッグランにみんなを誘います。サトちゃん、モー太君と、お泊まりのワン達みんなが一同にドッグランで追いかけっこが始まりました。マリヤはみんなと仲良く出来ました。 |
いつも満室でなかなか予約が取れず、一度は行ってみたいと思っていたブロードウェイさんの人気の秘密はなんだろうか? と思いました。でもこちらのペンションの魅力は一言では言い表せません。言えることは、どんな犬達も、どんな飼い主さん達も、みんなが楽しめるということなんだと思いました。 それにはオーナーご夫妻の心のこもった気配りが第一でしょう。チェックイン時に撮った写真は朝食の時にシールになって各自にプレゼントして下さいました。そして要望があれば、チェックアウト時に写真入りの迷子札、マグネット、シールを作って下さいます。 またダイニングのテーブルの犬達の配置を決める際の、犬達の性格を一瞬で見極めるなどが、誰にでも出来ることではないとさすがと感心したのでした。とっても楽しかったです。 (2007/3/11)(LIVING
WITH DOGS)
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