ペットと泊まれる宿・ステイウィズドッグ

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ペット同伴可の宿泊施設オーナー様への提言

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ペット同伴可の宿泊施設オーナー様への提言

ペット可の宿泊施設は、近隣の住民、同業者からの理解を得る為、また近隣へ迷惑のかからないようにするために定期的な話し合いの場を設け、周辺の放置糞をなくす運動、経営者側と利用者側のマナーを維持する方策なども語り合い、実行されなければならないと考えます。
お客の同伴犬の放置糞は絶対に出してはならないのです。また、オフリード(ノーリード)は控えなければなりません。たとえ事前に了解が得られたドッグスポーツ大会などであっても犬や周りの人には最大の注意を払わなければいけません。
特に、自然保護地域のように犬連れで入れないエリアへの出入りなど、自然破壊に繋がるような行動は控えなければなりません。
また、重要なことがあります。

[1] ペット不可の宿泊施設からの苦情


宿泊施設経営を成功させるのは大変なことです。近隣の他の宿泊施設から好意的に理解していただくために、犬の放置糞などは絶対に出してはなりません。
そのための最低限の事前対策としては、放置糞を無くすよう利用者に必ず糞を持ち帰るように呼びかけたり、糞を入れてもらうためのコンポストを宿泊施設に準備したりすることが必要になります。

[2] 宿泊ルールの明確化


いままで問題が無かったから、細かく確認しなくてもいいだろうではありません。
宿泊出来る飼い主のマナーの基準を設け、お客もペットも清潔で快適な旅が出来るよう宿泊施設を提供していただければと思います。飼い主のマナー度を高めるためにも、利用ルールを徹底することで、よりしつけの目標も高くなります。
そのようなルールを設けることで、宿泊施設側と飼い主であるお客の双方が、より高いレベルで一緒に考え、努力していくことが実現できるのではないでしょうか。ひいては犬や猫が社会的に受け入れられる一歩となるものと思います。

飼い主の利用者としてのマナーと宿泊施設側のルールとして、以下に案を列挙します。

以下は宿泊施設のWebに記載し、Web予約をする前に必ず了解してから予約のページに進めるようにデザインされたらよろしいでしょう。

・ 同伴ペットの種類、性別、年齢、去勢済みまたは未去勢。ヒート中のペットは不可。
・ 狂犬病接種済み、ワクチン接種済みであること。
・ 宿泊前にシャンプー・グルーミングをして来ること。
・ トイレのしつけがされていること。
・ ペットだけで部屋で留守番させないこと。クレートを利用するか、場合によっては車で留守番させること。
・ ペットに無駄吠えをさせないこと。
・ 人用のベッドに乗せないこと。
・ 館内は飼い主がリードを付けて移動すること。
・ ペットの食事は飼い主さんが準備すること。
・ 宿泊施設付近でのお散歩は、糞の放置は厳禁。たとえ山でも糞は必ず持ち帰ること。
・ 環境保護に配慮し、保護動物のいる国立公園などの観光地ではオフリードにしないこと。

また、部分的に犬連れ可の宿泊施設の場合は以下の項目を追加されるといいでしょう。 以下は、既に受け入れをされている宿泊施設からヒアリングさせていただきました。了解を得て掲載しましたのでご活用ください

・ 予約時に必ず「ペット同伴」であることをおっしゃっていただくこと。
・ 人間専用の部屋はカーペットであっても、1階のペットと一緒に泊まれる部屋だけはクッションフロアーであり、その部屋を利用していただくことを了解していただくこと。
・ 食堂やリビングなど、他の方も利用する場所には連てこないこと。
・ ペットの足洗い場の設営は、まずはバケツと雑巾を準備するだけでも良いのです。


また、飼い主さんが用意すべきものは以下の物が考えられますので、必要に応じて確認されるとよろしいです。

・ ペット用の食器
・ ペットの食事
・ ペットの緊急用救急薬
・ クレート(ペット用のケージ)

このように、利用者のマナー、施設側のルールを明確にすることで、利用者から、しきいが高いので利用しずらいという声があがるかもしれません。しかし、明確なポリシーを持って下さい。
そもそもペット可だけの宿泊施設だけでは利用者は満足しません。

宿泊施設の評価点としては、書くまでも無いことですが、清潔かつ快適な館内・室内、おいしい食事、リラックスできる雰囲気があってこそかと思います。人は価値を感じない場所には行きません。
そのポリシーに共感していただいて、利用者の輪が広がり、さらにマナーの良い飼い主さんが、日常の疲れを癒しに定期的に訪れるようになるのではないでしょうか?

[3] オーナーもペットの飼い主としてしつけを実践する必要性

ペット連れで宿泊出来るのはありがたいことなのですが、宿泊施設のオーナーも犬を飼われているところがほとんどです。ただ、犬を飼うだけではいけません。
宿泊施設の対応で時間が割かれるのもわかりますが、多忙な中にも自分の愛犬のお散歩を他の人に任せず、自分で犬と過ごす時間を作っていただきたいと思います。
そして、その中で犬へのしつけを考え、マナーの守れない利用者にはマナーが良くないことをはっきり伝えて、飼い主さんに善処を依頼していただきたいと思います。

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