コラム
犬と一緒のドライブを楽しむために
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犬と一緒のドライブを楽しむために
このゴールデンウィークは、皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか? 我が家は、今年は昨年伺った、峰の原高原のペンション・チロルでのんびりと休暇を楽しみました。 体験記としてはまた同じ事になりますので、今回は犬と一緒のドライブについてLIVING-WITH-DOGSがわかる限り思いつく限り書き留めておこうと思います。 車嫌いの犬 生まれてはじめて乗った車が、犬にとってどんな物だったかをまず考えてみましょう。 1. 独特の匂いがあった?(シート、ガソリン、空調など) 2. 良く揺れるようながたがた道を通った? 3. ご飯を食べた直後に乗った?(胃腸が丈夫な犬ではない?) 4. 最初に車に乗っていった先が怖い獣医さんの所で痛い目にあったことはありませんか? 5. 最初のドライブで吐いてしまい、叱られた事がある? まだまだたくさんの要因があるでしょう。子犬の場合、幼いときにこのような経験をする事で、車嫌いになってしまう事があります。車嫌いの犬に車好きになって貰うためには上のような原因を一つづつ解消していかなければなりません。 1. 車の匂いはまず徹底的に変えます。消臭剤やオレンジエックス、ハーブのスプレーなどつかって車の匂いを変えましょう。 2. エンジンを切った止まっている車の中で飼い主さんと一緒に窓を開けたまま、おやつやおもちゃをつかって遊んでみましょう。車になれさせる最初の一歩です。 3. 近所の公園や、犬が大好きな場所に車で連れていき、そこで思い切り遊んであげましょう。獣医さんに行く道とは違う道で試してみましょう。(乗車時間は最低限にしてです) 4. 少しづつ距離を伸ばしていきます。車に乗ることは楽しいところに連れていってもらえるとなります。 5. 吐いても叱ってはいけません。即片付け、何もなかったように振る舞いましょう。(車になれるまでは朝食を抜くことも必要でしょう) 車酔いをする犬 車に乗る事は好きだけど、どうも車酔いするので長距離ドライブが出来ず、犬連れ旅行が出来ないという飼い主さんから切実な悩みを受けたことがあります。せっかく愛犬と一緒に旅に出られる素晴らしい時代になっているのにそれはとても残念なことですね。 車酔いの原因は、全く人間と同じです。 1. 平衡感覚 くねくね道になるとよだれが出てくる。子犬の時から揺れを体験していない場合、揺れからくる酔いの出る犬はたくさんいます。 くねくね道を運転をする場合、出来るだけスムーズな運転を心がけてあげましょう。先を急がず、後ろに車の列が出来たら、道を譲ることも愛犬の車酔いの為には必要なことです。 また、愛犬を固定させてあげるような、シートベルトや、クレートを利用して出来るだけ揺れを少なくする方法も考慮に入れましょう。窓を開けて、風を通すこと、一端停車し水をあげる。気分転換させてから再始動してみて下さい。 2. 外の景色はどう見えるか? 愛犬を乗せている場所はどこでしょうか? 後部座席の場合、犬は横の窓から景色を見ています。景色は流れています。我が家の犬は、後部座席に座らせると酔いました。助手席に移したところ、景色が前方だけになり酔わなくなりました。これは一例ですが、長距離の場合、ずっと助手席というのは危険です。後部座席を工夫して視野が出来るだけ前方を見れるようにしてみて下さい。 3. 静電気に弱い犬がいるのは意外に知られていません。 実は犬は静電気に大変、敏感な哺乳動物で車に乗ると、これが原因で酔う場合があるのです。静電気は長くて鋭利なもの、つまり、静電気防止グッズでも車のキーホルダーにフサフサの毛がついているアイデアグッズがありますよね。あれを触ると体内の静電気は放散されやすい性質があります。つまり、犬は酔いやすい云々よりも、短毛*長毛*毛質に関係があるのではないでしょうか? ですから、ドライブ前に静電気防止スプレーを使って、ブラッシングしてやったり、新聞紙を敷いてあげたりすると効果がある「場合も」あります。 4. 酔い止めの薬を利用する。 子供用のトラベルミンを利用する場合もあります。効く場合もあります。しかし、薬の利用は、「薬を飲ませたことで飼い主が安心し、犬にリラックスが伝わる。」という効果があると思います。 どんなタイプの車にお乗りでしょうか? セダンの場合 後部座席は全席分を、ホームセンターで買った合板を切り抜いて、 それをキルティング布で包んだものを置きます。それを、水平では なくほんの僅かに後ろ下がりにしておくと、ブレーキを掛けても踏ん張る助けになります。座席前の空間を埋める風船みたいなものはホームセンターやカーセンターに売っています。 後部座席がフラットになる車の場合 シートベルトを利用、クレートを利用して運転席・助手席の間から前方が見える位置に固定しましょう。 ワゴンの場合 ワゴンの荷物置き場の揺れは試しに人が体験してみることも良いと思います。後部座席に比べてとても不安定で揺れはことのほか大きいです。従って、荷物置き場に犬を乗せるのであれば、必ずクレートを利用し、出来るだけ揺れが少なくなるよう心がけて下さい。クレートは普段家でつかっている物より小さめのクレートを固定させましょう。 (LIVING WITH DOGS)(2001/05/05) |