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大鹿村 - 古民家の宿 民宿かわらしま 閉館

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山奥の古民家で、ノスタルジックでありながら快適な環境で愛犬と休日を過ごす、すぐそばに渓流や広いドッグランがある。こんな環境でゆっくり数日過ごしたいですね。

さて、晴れ間がたまにというくらいのまずまずのお天気の中、中央高速の沿道は満開の桜で全体がなんとなくピンクに染まっていた南アルプスでした。
今日は「日本でもっとも美しい村連合」に加盟した長野県南アルプスの大鹿村を目指します。

中央高速・松川ICを出て、塩の里から大鹿村に、道はどんどん険しくなります。山奥に進みながらも対向車は多く、こんな山奥にたくさんの人が住んでいるのかしら? と不思議に思いました。猿が道を横切りました。

大鹿村の一番奥の集落(約20戸)の入り口に「古民家民宿かわらしま」があります。看板がなくて宿HPでの地図を頼りにおそらくここと確信しました。松川ICから約50分で「かわらしま」に到着です。

さて「かわらしま」さんは4月15日にオープンしたばかりのお宿です。古民家を改築して和の中に洋を取り入れた快適な空間を創り出しています。

3月までオーナーさんは東京で仕事をしていました。犬と田舎暮らしをしたいと3年前に、この古民家に出会い、毎週のように通い理想の犬連れのためのお宿を作ったのです。

改築前の写真をみせていただきました。200年もの歴史のある建物です。土間には馬小屋があり、屋根裏には蚕だながあったそうです。部屋は8つの畳の部屋がつらなり大きな梁と柱の見事な古民家でした。

オーナーさんご夫妻は自らの体験を基に、犬と暮らす大人の方々に気兼ねなくゆったりとくつろげる宿にしたいと考え、自然をそのまま受け入れることをまずは一番に、ですから携帯電話も繋がらない、TVもない、そんななにもないひと時をすごすことをコンセプトとしたそうです。

お部屋(写真右)は4部屋ありますが、トリプルは1室、3室はツインです。シックな白壁に腰下が板張りの内装。4室は広さも形も異なります。お部屋の中はシンプルですが、これから使い勝手を考慮して変わっていくことでしょう。
左は、洗面スペースです。

そして4つの部屋の中央に囲炉裏のあるスペース。壁に掛かっている時計の音がとても懐かしく感じられる落ち着く雰囲気です。
今後は椅子などを置くことも検討中で、コミュニケーションの場所としたいとおっしゃってました。

昔、馬小屋とお風呂が無造作にあった土間は薪ストーブのある広いダイニングになっていました。

テーブル横の壁面にはリードフックがえ備えられています。
ストーブは外気温が11度とちょっと寒かったのですが、ダイニングの中は20度以上の暖かさで快適でした。

風呂は、別棟にあります。大きな家族風呂で、ダイニングの裏の入り口からお風呂に行けます。

犬用の設備は、600坪のドッグラン、足洗い場、囲炉裏スペースに冷蔵庫、電子レンジ、お部屋には消臭剤、コロコロが装備されています。

川を挟んで向こうサイドにドッグランがあります。

到着後、早速、マリヤはまずはドッグランで一走りです。広いドッグランですが、まだ工事中で小型犬用のスペースを区切り終わっていません。早々に区切りをされるとのことでした。さすが大鹿村という名のとおり、ドッグランはもちろんですが、建物の周りも鹿の糞がたくさんあります。柵を設置する以前の鹿の糞なので、これからはドッグラン内へは鹿は入れないことと草が育っていくので鹿の糞は埋まっていくとのことです。
また、キッチンで料理をしていると窓の外の鹿と目があったりするそうです。

川にはドッグランから下りることが出来ますが、かなり急斜面です。水遊び大好きなリトリバーにはたまらない環境ですね。

マリヤはまだ水遊びをしたことがないので、興奮はしませんでしたが、トレーシーだったらさぞや泳がせろとやんやと言ったことでしょう。

お部屋にチェックイン後、早々にお風呂を利用しました。
広々としたお風呂はとても気持ち良かったです。
脱衣所にはウォシュレット付のトイレがあります。

夕食は6時半からです。今日は私達夫婦だけの貸しきり状態でした。
飲み物は地元の赤ワインをお願いしました。辛口でさらっとした飲みやすいワインでした。

オードブルは、オーナーさんが以前から趣味で作っていた燻製です。チキン、ソーセージ、チーズをスモークしたおいしい燻製でした。スモークのチップにかなりこだわっているようです。

鮭のテリーヌ、今後は長野県で養殖する鮭を地場の食材として利用したいとオーナーさんが言ってました。

にんじんのスープ、大鹿村のにんじんは甘くてとってもおいしいそうですが、残念ながらまだ収穫の時期ではなく、近くの高森産のにんじんを使用しているそうです。にんじんらしい風味があっておいしかったです。

ホタテと大鹿豆腐のムニエル、ホタテは軽く火を通し、大鹿村のお豆腐は水気をしっかり取りムニエルにしています。ソースはほうれん草のソースに味噌味のソースをアクセントに。

春野菜のサラダ、春を感じさせる新鮮なグリーンサラダ。

豚肩ロースのトマトソース煮、松川さんさんファームの豚肉をじっくり煮込み油抜きをした沖縄の豚角煮ラフティー風。適度な塩味とトマトソースの酸味がマッチして、ご飯のおかずにぴったりの1品でした。

ご飯は、今後は地場のお米を使用していくそうです。五穀米や玄米などの工夫もしていくそうです。

ブルーベリーの自家製アイスクリーム、もちろん大鹿村で採れたブルーベリーで作っています。

コーヒーは水出しコーヒーと、手間をかけたコーヒーでした。

野菜は出来るだけ地元の農家から仕入れているそうですが、食材をそろえるのにかなり苦労されているようです。今回は私達だけでしたから、準備も手際も申し分なかったのですが、オーナーさんは、満室で8名のお客さまに満足できるサービスが出来るかちょっと不安と言ってました。徐々に慣れるまでは、お客様に胸を借りるつもりで「手際が悪くてすみませんと謝りながらやっていきます」と言ってました。

食材はあくまでも地元のものをと心がけて用意していくそうです。ただし、山菜などはなかなか大量に採れるものでもないようです。

そして朝食は洋食で隣町産のこだわりのヨーグルトが付いていて、新鮮な野菜はとてもおいしかったです。

これがオーナーが東京時代から使っているスモーカーで、ちょうどローストチキンを作っているところをパチリです。これはおいしいです!

かわらしまの上には、標高1500mの大池高原という草原があります。また、夕立神展望台まで行けば南アルプスが展望できるそうです。

食材しかり、TV携帯電話しかり、「自然と共に暮らす」をモットーとした大人のための犬連れ専門宿であることがしっかり伝わってきます。

このあたりは鹿や猿、イノシシ、雉、等のたくさんの自然動物が共に暮らしています。

皆さんも都会の喧騒から逃れのんびりゆったりと自然の中ですごしたい時は、大鹿村まで行って見たらどうでしょう。きっとすばらしい発見があると思います。お勧めはウィークデイの連泊、ほんとうにのんびり出来ると思いますよ。

また、古民家を改修して住みたい!という方は、改築前後の写真も見れますし、オーナーとの会話も楽しみの一つでしょう。

(2007/4/22)(LIVING WITH DOGS)


帰りに立ち寄った「大鹿豆腐」が買える美濃屋とうふ店


帰りは国道で茅野市へ向かいましたが、分杭峠からの絶景

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